前編-6-
予想外だった。確かに俺は、夢カタルの作品のコミカライズ化が決まったときにお祝いのメールを送った。そのときに『出来るなら祝勝会を開きたい』なんてことを嘘の感情と共に書いた覚えはある。夢カタルの返事も無難に『ありがとうございます!』と短いものだったので、もう俺の相手をしている余裕なんてないのだろう、と思っていたのだが――
俺は夢カタルに覚えてもらっていたこと。返信がきたこと。会いたいと言ってもらえたことが嬉しくなって、すぐに相手の要望に問題はない旨を返信した。
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