登場人物紹介

 ※前作のLife『月と紅茶と幸福を』をご覧になってから読むことを推奨します。

 ネタバレ等を気にしない方、今作の事をすぐに知りたい方は、下にスクロールしてお読みください。











 


 フィリア・ミラ・アーウィング

 呼称 フィリア又はフィル(愛称)、お嬢様又はフィリア様(月詠夢)

    


 今作における主人公(地の文)。

 青く美しい、透き通ったミディアム程の長さの髪と、深く吸い込まれるような深紅の瞳が特徴的な、14、5歳程の見た目の少女。

 胸元の赤いリボンと、様々な場所に、服を彩る青いリボンが施された、フリルが可愛いドレスと、頭にフリルカチューシャを付けている。

 屋敷の主である『ルッカ・ファートム・アーウィング』の妹で、とある事情により、一か月前まで軟禁状態にあった。(前作~Life『月と紅茶と幸福を』~参照)

 軟禁時は、無気力的で無口だったが、現在は年相応の快活さを持つ、元気な少女となったが、自身の『能力』の影響で、人や物に対して触れることへの抵抗感を持つ。

 好きなことは、「知ること」と「ケーキ」と「お兄様」(月詠夢)



 月詠夢(つくよむ)

 呼称 お兄様(フィリア)、あなた、キミ、ツクヨムなど


 フィリア専属の執事の、元旅人。

 翡翠の瞳と銀髪。左の二の腕に付けた赤黒い染みの付いたリボンと、髪の右側に付けた蝶の髪飾りなどが特徴的な少年。

 執事だが、旅人時代の服装そのままのため、パッとみても執事とは思えない。

 身長的にも、声的にも、見た目的にも「女の子にも男の子にも見える」のをちょっと気にしている。

(紐リボンのついたポロシャツ、肩から袖口までが広がったぶかぶかの服を上に着て首元に翡翠宝石が付いたペンダントを付けている。)

半妖精ハーフフェアリー』と呼ばれる、人間と妖精のハーフであり、盲目的で一途な部分がある。

 毎日、フィリア様と一緒に寝ている。

 仲……いいんだね。(メイド長談)


 好きなことは、「のんびりすること」と「お嬢様」(フィリア)



 ルッカ・ファートム・アーウィング


 呼称 ルッカ、ルッカさん、お姉様


 シスコン。

 紫色の髪と、琥珀色の瞳が特徴的な少女。

 服は、妹の服に似た感じ(色は黒基調)だが、タイツと、薄手で肘までの長さがある手袋を着用している。

『運命を見る』能力を持っており、未来の事象を観測する事ができるが、上手く扱えていない(本人談)

 シスコン。妹を病的に愛している。すごいシスコン。

 あと、屋敷の主してる。


 好きなことは、「フィリア」と「お茶会を開くこと」



 セッカ


 ルッカ専属のメイドであり、メイド長でもある、『猫人』と呼ばれる種族の少女。

 灰色の髪の毛と、しっぽに猫耳。上着にパーカーを着用し、猫耳がピッタリハマるフードを付けていることが特徴。

 3,40人くらい必要な屋敷をワンオペで回すやべーやつ。

『頭の中で考えていることを、言語化し、聞き取る能力』を持っており、その能力を有効活用して、様々な気配りを行える優秀なメイド長。

 なお、場の空気は読めない。

 新しく入った執事の『ツクヨム』とは、(多分)友好的な関係を築いている。

 夜はほぼ毎日『ルッカ』の私室で夜を共にしている。

 仲、いいですね。(月詠夢談)


 好きなことは、「昼寝」と「お嬢様(ルッカ)」


 氷雨 空


 呼称 氷雨さん(月詠夢)、空(セッカ)、氷雨(ルッカ)、空さん(フィリア)


 屋敷の三分の一を占める大図書室の司書。

 ブロンドカラーの長髪と、目の奥に魔法陣(六芒星)が刻まれた、瑠璃色の綺麗な瞳が特徴的な、マーメイドドレスと黒タイツが似合う大人のお姉さん(20代)

 大人びた雰囲気の割には童顔で、笑顔は無邪気さも感じられる。

 屋敷の中で最も身長が高く(月詠夢より高い)、膝枕されても顔が確認できないくらいスタイルも抜群。

 そんなのほほんとした雰囲気の女性だが、実は超一流の魔術師(現実世界でいうなら科学者に近い職業)で、『あらゆる物品を一枚の紙(魔法陣)で収納し、取り出す技術』として『転移魔法』を再現可能な『魔術』にした天才であり、『魔女』の称号を持っている(歴史に載るタイプの)やべーやつ。


 好きなことは、「読書」と「女の子同士が仲良くするのを見ること」

 ……なんで僕とお嬢様もカウントされているんですかね。(月詠夢談)



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