『労働の対価としてゲームを買ったので』

 0時半、目覚める。

 昨日はバイトを半日で終わらせている。あまり疲れていない。

 とりもあえず、朝飯を探し求めるが、カップ麺の買い置きはナシ。面倒くさいから非常食のパスタを茹でて食べる。●ューピーのレトルトの明太子ソース。これが案外悪くない。

 

 先程述べたように。昨日はバイトを半日で終わらせた。事務絡みの用があって会社に出向くハメになったが。

 事務絡みの用は5分で話が済んでしまった。おう。この為だけに電車賃400円払ったのか…少しテンションが落ちる。しょうがない?ので会社でうんこをしてから帰った。

 

 会社からの帰り。

 スーパーで●マゾンの荷物をピックアップ。

 頼んでおいたゲームが来たのである。『ユニコーン・オーバロード』。ヴァニラウェアの新作である。

 俺はスーパーで食い物を買い込み。さっさと家に帰る。

 酒を呑んで。メシを食って。ゲーム起動。

 

 俺は『13機兵防衛圏』ですっかりヴァニラウェアのファンになってしまった。

 システム、音楽、キャラ、ストーリー、プロップ、グラフィックがかっちり噛み合った神作である。

 そんな訳で期待しながら『ユニコーン・オーバーロード』に向き合った訳だ。

 

 だが。どっこい。

 今作は戦略ファンタジー。懸念が無かった訳ではない。

 と言うのも。俺はゲーム的なファンタジー世界が結構苦手である。

 どっちかと言うと。ゲームでは異端である現代を舞台にした物語の方が好きなのである。

 

 さあ。ヴァニラウェアよ。ファンタジーをどう調理するのか?

 

 …1時間半プレイした感触を申し上げよう。


 正直、微妙である。


 グラフィック周りにヴァニラウェア味を感じるが…それ以外は良くあるファンタジーの世界観で。俺の苦手な範疇に入ってしまっている。

 戦闘のシステムなんかも某●ァイヤーエムブレム味。悪くはないが、既視感を感じる仕上がり。

 あと。キャラクタが多すぎて、描写が薄まっている感がある。

 

 そんな訳で。

 俺は長時間プレイするつもりが、1時間半でプレイを切り上げちまった…

 ああ。7000円。7000円を損したかも知れない。

 まあ?プレイする内に色々慣れて、良さが出てくる可能性は大いにあるが…買う前に躊躇していたのは正しかったのかも知れない。

 

 やはり。いくら『13機兵防衛圏』が良かったと言えども。

 自分に合わない世界観のゲームは地雷である。

 うぅむ。ヴァニラウェアならやってくれると信じているのだが…

 

 とりあえず。昨日の1時間半のプレイで良否を決めるのは止めておこう。

 今日も小説を書いたらプレイするつもりだ。

 さて。ヴァニラウェアよ。俺を今回もヤッちまってくれ。

 俺は大いに期待している。今回だってヤッてくれると。

 …こういう期待が。ガッカリの素なのかも知れんな。

 

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