『仕事に行きたくてしゃあない』

 休日だってのに5時半に目覚める。昨日寝たのは1時。

 原因は昼間のエナドリと友人との長電話と睡眠薬を飲み損ねた事だ。

 俺はいつの間にか睡眠薬ナシでは安眠できなくなったらしい。

 コレはよろしくない。長い投薬ライフの中で睡眠薬だけは避けてきた俺だが。気がつけばジャンキーの体である。

 

 眠い目を擦りコンビニへ。タバコを切らしていたのである。

 休日の6時前だってのにスーツを着たサラリーマンがいそいそと朝飯を買っていた。ご苦労さまである。

 しかし。彼の事を俯瞰して忙しそうだなあ、なんて思えなくなってきているのが最近の俺だ。

 なにせ。明日からだから。

 バイト2本の掛け持ちと本業のパート、3本立てで7連勤。

 俺が引きこもり専門団体にお世話になっていた時、慕っていた人が言っていた。

『フリーランスはセルフでブラック出来ちゃうから危険』だと。

 スケジュールを切ったのは俺で。別に誰も恨んではいないが。後悔したのは言うまでもない。

 

 あーあ。このエッセイの主タイトルは『仕事に行きたくない』だが。

 今の状況では『仕事に行きたくてしゃあない』に変更しなくてはいけないかも知れない。

 別に。働くこと自体は好きではない。嫌なことばかり起こるし。

 俺は。働いてカネを稼ぐことが好き…というか。せざるを得ないのだ。カネがないから。

『貧乏暇なし』とは、よく言ったものである。俺のような貧乏人は働かないと首が回らない。暇とはカネで買うものなのだ。労働民にとって。

 

 さって。貴重な休日。一日ポッキリの休み。

 どう活用してくれようか。

 最近書けていない小説にチャレンジしたい。

 願わくば。二度寝しませんように。

 …でも。寝るのも気持ちが良いんだよなあ。

 

 

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