第3歌
私の前半生は
喜びと怒りの中にあった
生まれた時 私は神に祝された
幼稚園 小学校と
飛び回る鳥の様に 大地を駆け巡った
中学校時代
仲間がいない事に気付いたら
高校に進むにつれ身体は弱りやすくなり
小中と続けてきた野球が辛くなり
私が17歳の時
気が狂った
その後一カ月後に父が死に
私は野球部を辞め
勉強に奔走した
大学に受かった それから三ヶ月しないうちの21歳の誕生日 私は再び狂った
25歳の時
精神科に二年近くいた
大学はなんとか卒業できた
入学から八年がすぎていた
そこから転落の人生だった
私はただ生きることを選んだ
その勢いも尽き
42歳で オーバードーズをし 死ぬところだった
一念発起し
働くだけ働き
気がついたら怒りも収まり クリスチャンになって結婚していた
今五十四歳を前に
もう一つ花を咲かそうと
躍起になっている自分がいる
今、花を咲かせる最後のチャンスだろうか
どの様に夢を叶えるか
私の夢は詩歌や小説ではない
極ありふれた ひとりのクリスチャンとして
如何に世を変えるか
である
詩歌や小説は 一つの現れにすぎない
あゝ主よ
もう半生を主の堅固な壁で覆い尽くしたまえ‼️
我が生涯に
私と私に連なる者全てに祝福を‼️
世界が
私はただそう祈る
歌を歌うかのように
fin
人生謳歌 石神井川弟子南 @oikyu
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