第5話一緒に異世界に来たクラスの皆はLV上げのため、魔物退治に向かうみたいだ。

4大魔法の兵舎のベット内の禁止を言い渡された。攻撃魔法は危険だからと言われ使えない。

メインの魔法訓練は時空魔法になってしまった。

4大魔法は杖と詠唱が必要なのだが、時空魔法は加護のせいか、杖も詠唱も必要なく、しかも時空魔法の全てが表示されているが、LV不足とMP不足と経験不足で灰色表示である。

今使えるのを訓練して伸ばして行けばいずれ、他の魔法も使えるはずであろうから、今はLV=1の転送に重点を置いて訓練している。

転送は、目的地と転送方角に向けて距離を頭で思い浮かべれば問題無く発動したが、LVのランクが低いと低いなりの距離しか飛ばないようだった。

今日は休日の日で、食堂で朝ご飯を食べていると元冒険者の新人兵士と、冒険者を目標にしている新人兵士がいて、これから街の冒険者ギルドへ行き、冒険者を目標にしている新人兵士に冒険者登録に行き、その後で薬草採取を一緒にやるそうだ。

2人共身長が高くイケメンである。

「なぁ、お前は冒険者に命の危機を感じて、兵士に成ったんじゃないのか」

「名前くらい覚えろよ、俺は親が準男爵の貴族の3男のマクレス•ホーバーだが、準男爵は1代限りの貴族だから、俺は貴族に成れないと分かったから金になる冒険者をやったんだが、考えが甘かったよ。仲間が命を落としそうになって気が付いた。俺は考えが甘かった。命あっての物種だ。

兵士をやって生活を立てて、家庭を持とうと決めたんだ。だから今は貴族じゃないから一般人の只のマクレスさ。

新米兵士の給料じゃ食ってけないから、アルバイト感覚で冒険者をやり、小遣い稼ぎをやってる。」

と赤髪のマクレスが言う。

「俺はエスト、俺の家は飲み屋をやってるんだ。よく家の飲み屋に冒険者が来て、自慢話をやって、今日はいくら儲かったとか話ししているから聞き耳を立てて聞いてたら、俺は冒険者になって、稼ごうと思ってる。

兵士をやって、スキルを沢山取って生きて行ける自信が付いたらここを出て冒険者になる予定なんだ。

マクレスが冒険者に詳しいってんで、冒険者登録した後に薬草採取でもして、経験を積もうと思ってね。後お金も今のうちに貯めとこうと思ってね。」

とオレンジ髪のエストが言う。

「まて、今なんて言った。冒険者登録を兵士なのに出来るのか。お金を稼ぐ事が出来るのか?罰則とかはないのか?。」

「何当たり前のことを言ってるんだ。新米兵士の給料じゃ食ってけないのは上も知っているから、訓練や仕事に支障を来さなければ問題ないぞ。

それに、魔物退治すればLVが上がりステータスも上がるから称賛している貴族が多いくらいさ。」

これは、良い事を聞いた。お金が手に入り、冒険者の経験値も手に入るならやらない手はない。

「頼む、俺も冒険者になる予定なんだ。俺も一緒に連れて行ってくれ。

冒険者登録も一緒にやらせてくれ。」

「それはいいが、冒険者登録料は1人銀貨1枚出るけど、払えるのか」

しまった、お金を全然持ってない。どうすればいいかを考える。兵士の給料はもう少し後で貰えるんだが、今持ってないならばと、アイテムボックス内の果物をたくさん出して、

「頼むマクレスかエストこの果物を銀貨1枚で買ってくれないか。」

「今果物を何処から出したんだよ?。」

「えっ、普通にアイテムボックスからだけど。」

「そんなに凄いスキルを持っていたのか。よし、ヒロトお前を俺等の荷物持ちとして雇うよ。冒険者登録料のお金は俺がだすから、一緒に行こう。」

「アイテムボックスを皆は持ってないのか?」

「当たり前だろ、それさえあれば、商人や貴族や騎士団からも重宝されるぞ。何せ重い荷物を持たなくていいし、倒した魔物を簡単に運べ、より多くの冒険が出来るんだからな。」

やばい、アイテムボックス持ちだというのは隠さなければ、異世界で好き勝手に冒険が出来なくなってしまう。

「悪いけど、俺のアイテムボックス持ちは内緒にしてくれないか、俺は4大魔法を習得したら城を出ていくつもりなんだ。頼むよ。

それまでは、マクレスとエストと冒険者パーティを組んで荷物持ちをするからさ。

但し、俺もLV上げがやりたいし、お金が欲しいから倒した魔物と薬草採取で俺が取った物の代金はもらうからな。」

「ちゃっかりしてるな。そうか、お城を出るのか、何か勿体ないな。分かったそれまでは仲間だよろしく頼む。」とマクレスが言うと

「冒険者はずっとやって行くなら、俺とのパートナーも考えておいてくれよ。俺は何時でもヒロトなら、OKだぞ。」とエストが言ってくれる。

「考えておくよ。でも期待しないでくれよ。」

朝食後に一緒に冒険者ギルドへ行った。

冒険者ギルドへ行く間に2人のステータスを見ると

マクレス 男 14才 人族 状態=良 職業=見習い兵士 LV=1 HP=25/25 MP=30/30 力=10 魔力=9 知力=9 敏捷=9 防御力=7 運=5

スキル=忍び足、剣術LV=1、盾術LV=1、火魔法LV=1 


エスト 男 12才 人族 状態=良 職業=見習い兵士 LV=0 HP=23/23 MP=19/19 力=9 魔力=7 知力=7 敏捷=10 防御力=5 運=27

スキル=聞き耳、剣術LV=1

となっていて、兵士の訓練中の自分は本来のステータスよりも下げたのをステータスフェイクで書き換えていたが訓練によってほんの少し上がっていた。

渡辺ヒロト  男  13才  人族  称号=異世界勇者   加護=時空神ナターシャ様、聖白神ルンバ様    状態=良  職業=見習い兵士 LV=0  HP=20/20 MP=310/310  力=7 魔力=183  知力=9  敏捷=9  防御力=7  運=20  

スキル=火魔法LV=1、水魔法LV=1、土魔法LV=1、風魔法LV=1、白魔法LV=2、言語理解、アイテムボックス(無限収納•時間停止)、物理攻撃耐性、MAP、索敵、全異常耐性、回復、身体強化(小)

固有スキル=時空魔法LV=1、限界突破、【神速剣】、魔力操作、ステータスフェイク

エクストラスキル=合体、【大賢者】、神眼、魔法倉庫、{呪いの輪廻転生}

となっているので、ステータスフェイクで次の様に直しておく

ヒロト  男  13才  人族  LV=0 HP=15/15 MP=20/20  力=7  魔力=9  知力=9 敏捷=9  防御力=7  運=20  

スキル=火魔法LV=1、水魔法LV=1、土魔法LV=1、 風魔法LV=1、言語理解、アイテムボックス(小)、回復、物理攻撃耐性

名前も只のヒロトにして、称号も消したのである。

街の冒険者ギルドへ行くと3F建てのかなり大きな建物で、街の避難場所にもなっている様だ。

中へ入ると右に冒険者への依頼板や伝言板、情報板等があり、沢山の人が群がっていて、何かザワ付いて、誰々が急に居なくなっただの、ダンジョンに行ってから身体を壊す奴が多くなったとか言ってる。

左側は食堂権飲み屋で、未だ朝だというのにベロンベロンに酔っ払った奴や怒鳴り合っていたり、殴り合いも始まった。

マクレスが「こんなのいつもの事だから、気にしない方がいい。受付に行こう。」

冒険者ギルドの中央の奥に受付があり、5人の受付嬢が並んでいる。

受付嬢は左から人族、ドワーフ族、獣人(ネズミ獣人)、エルフ族、人族で並んでおり、1番左の方は新人の様で後ろにオバサンが監督している。

新人さんは初々しく俺等に声を掛けてくる。

「いらっしゃいませ。今日はどういったご要件でしょうか。」

初々しく、年も同じぐらいなのでそこへ行く。

マクレスが「冒険者登録を2人分頼む。」

「私は受付のメルルと言います。ではこちらの用紙に記入をを願いします。

冒険者の登録には1人1銀貨、2人で2銀貨が必要となります。」

エストは自分の財布から1銀貨を出し、マクレスが自分の登録代1銀貨を出してくれた。

「サンキュウ、マクレス今日中になるべく返せる様に頑張るよ。」

チナミに冒険者登録用紙の質問に書いたのは、出身地=ハーバルト国、年齢=13才、職業=ハーバルト国兵士、希望職種=①魔物退治の冒険者、②薬草採取の冒険者、③運搬、護衛、雑務、④人探し、生き物探し、⑤指名依頼、⑥全部、の中から選んで下さいと合ったので⑥の全部に丸を付けた。

他にはスキルの欄があり物理攻撃耐性、火魔法LV=1、水魔法LV=1、土魔法LV=1,風魔法LV=1,もうすぐ剣術と盾術、槍術、弓術がLV=1の予定と書いたらメルルさんに笑われてしまった。

「ヒロトさん達は見習い兵士何ですね。よく兵士さん達も来るので、問題無く登録出来ますよ。

ではこちらの水晶に手をかざしてください。

犯罪歴、書面に書かれたことが本当か、又魔法の属性やMP値、推定魔力値を計ります。そしてステータスのみをこのプレートに転写します。」

そう言って少し浮いている水晶の下に銅のプレートを入れるのであった。

エストが「じゃ、俺からな」

エストが水晶に手を触れると

水晶は、徐々に青色に薄っすら光っている。

「エストさんは、犯罪歴無し、嘘無し、魔法の属性は水魔法ですね。MP値と推定魔力値も普通の一般人並ですね。」

「えっえー、何か特別な力とか、隠された才能とかは出て来ないの。」

「ええ、普通の一般人と同じです。魔法の方は水色の為、水魔法の属性になりますので取りやすく伸びやすいようです。では次はヒロトさんどうぞ。」

俺はステータスフェイクをしているが、魔力操作で最低にしてある為、大丈夫だと思う。

ゆっくりと水晶に手を置くと行き成り太陽の様に眩しく光、水晶が”ガタッガタッ“と音を出すと”ガキッ、バキッ、ボン“と音を立てて崩れてしまった。

「えっえ〜、何ですか今の光は、何で行き成り割れたんですか、何かしましたか?、古すぎて壊れたのかな〜、でも下のプレートには問題ない様ですのでこちらのプレートをどうぞ。」

プレートに書かれていたのは

ヒロト  男  13才  人族 職業=見習い兵士、冒険者ランクH 希望職種⑥全部 プレート裏面には LV=0  HP=15/15  MP=20/20  力=7  魔力=9  知力=9  敏捷=9  防御力=7  運=20  犯罪歴無し

とだけ書かれている。スキルは書かれない様だ。

簡単な冒険者ギルドの規約を説明をしてくる。

冒険者にはランクがあり、S、A、B、C、D、E、F、G、Hとあり、ヒロトさん達は最低のHの駆け出しと呼ばれるランクからの開始となります。

Gが冒険者として認められるので頑張ってランク上げして下さい。

冒険者同士の喧嘩は御法度でキツイ裁きが有りますが冒険者ギルドは基本ノータッチです。••••••••」

説明を聞き、登録を済ませ、パーティ登録までしたのであった。

マクレスが「俺等のランクの1つ上まで依頼をこなせるから依頼板を見に行こう。」

連れられて来たのは1番端の入り口近くでH、G混合の依頼板で薬草採取、手紙配達、溝掃除、H•Gランクの魔物退治、建設現場の手伝い、子守、人探し等などあるうちから、マクレスが薬草採取を指差して「これは、常設依頼だから受付に持って行かなくても取った薬草を持って行けば依頼完了になるからこれをやるぞ。

場所は東門を出て直ぐの前の草原で取れるから今から行こう。その時にそこに出て来るランクの低い魔物とかも、殆どが常設依頼だから退治すれば金になるから退治するぞ。」

エストが「行き成り魔物退治かよ、やばくね」

「大丈夫、ランクが低いのしか出て来ないから簡単に倒せるよ。例えば30cm程のスライムとか1m程のゴブリンとか30cm程のブ〜ンとか50cm程のゴッキーとかが出る。

倒した魔物の討伐証明部位を必ず取ることを忘れないようにな、スライムは倒した後に魔葉という核が空気に触れて葉っぱの様になったもの、ゴブリンは右耳が討伐証明部位、ゴッキーは2本のヒゲ、ブ〜ンは10cmの頭がそうだがゴブリンはたまに胸に魔石を持つものが出る。

大体5匹に1匹位の割合だ。どんなに小さくても1個1銀貨になるから必ず調べることだ。コツコツ稼いで行けば山となり大金持ちになると言う寸法だ。

それと昼間はあまり出てこない夜行の魔物ブ〜ンは羽根をハゲ頭に貼り付けると育毛剤薬に成るらしいから、これも1枚1銀貨になり、ブ〜ン一匹で4枚持っているから4銀貨になるから羽根は傷付けないで倒すんだ。ブ〜ンは10m離れた所からでも羽根音のブ〜ンという音が聞こえて来るからすぐに分かるはずだ。ブ〜ンが出て来れば軽く1日の稼ぎになるから逃さないようにな。」








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