5/17 ひとり
5月17日。晴れ。
明日の朝までつるさんがいない。久々にひとりだなあと思って、なんとなく布団から起きれずにいたら、いつの間にか1時半とかになっている。重い腰をあげて昼ご飯を食べる。今日もツナうどん。
そして今日もShrinkを読む。解離性障害の話は、フォロワーさんにも何人か当事者がいるので、特に背筋を正して読んだ。深く知りたいと思いつつ何から知ればいいのかすらわからずにいたから、すごく勉強になった。「なるほど」腑に落ちたことも、「あれでよかったのか」とほっとすることもあった。自分の身近にいる人たちのことが少し知れて嬉しい。
Shrinkを読んでいると、「自分は精神障害者なんだな」ということが妙に真に迫ってくる。手帳も持っているし、なんなら年金だってもらっているし、さんざん福祉の恩恵を受けておいてあれなのだが、私は今まで「自分は精神障害者だ」という自覚をもつことが少なかった。今になってやっとそれを事実だと認識できた感じがする。やっと自分事になった感じというか。そこから障害を受け止めて、受け入れた上で生き方を考えなければならないのだろうが、それができるまでにはまだ時間がかかりそうだ。自分の中にまだスティグマがある感じがする。障害者雇用にするか迷っているのもその一つかもしれない。
どのみち言えるのは、「Shrink、大人買いしてよかったなあ」ということだ。双極性障害、障害者雇用、解離性障害、他にも色々なケースの人が前を向ける物語は、今の私には確実に必要なものだった。
とはいえ不安は不安だ。就労移行支援の事業所が使えなかったらどうしたらいいんだろうとか、心配事はずっと心の中にある。
5時ごろ、不安をどこかに吐きだしたいのと、事業所が無理だった時の策を考えたいのとで、自治体の相談窓口に電話をしてみた。保健所はずっとつながらなくて、気づくと受付が終了していた。それでは、と思って別の窓口を探して相談してみた。その窓口は、有効な解決策を示すことはなかったものの、私の中にある不安には丁寧にこたえてくれた。窓口のおばさんに「話し方がやわらかくていいですね」とほめてもらえた。そして謎に占星術の話をされた。今年の5月末から来年の6月にかけては、ふたご座で木星の周期だとかで、わくわくするものとの新しい出会いに恵まれるとかなんとか……。「だから、こう”しなきゃ”じゃなく、こう”してみたい”と思うことに飛び込んでみるのがいいと思いますよ」と、なんだかスピリチュアルだけど実践的なアドバイスをされた。
結局、不安の本質を解決するには至らなかったが、誰かと話ができたことで多少なりとも気はまぎれた気がする。
6時ごろから買い物に行く。煙草(最近カートンで買っている)と夕ご飯を買いに、スーパーへ行った。今日つるさんは会社の研修で保養所に泊まってすき焼きを食べるらしい。羨ましいので私もおいしいご飯が食べたい。ということでお寿司を買った。なんと600円だった。安い……! あと、だし巻きと、茄子の揚げびたしも買った。
帰ってから一人でもしゃもしゃ夕飯を食べた。
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