結局は2

進藤 進

第1話 なき声がくすぐったくて

足元に。

まつわりつく温もり。


抱き上げると。

ニャオーン・・・と。


私の耳元で。

貴方は囁くのです。


そう。

貴方が亡くなってから。


数年後の。

今。


可愛い。

猫ちゃんの貴方を。


私は。

ギュッと、するのでした。

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