第50話 最終決戦⑤
~ジュディマリを聞く少女~
登場人物 一ノ瀬晴奈 一ノ瀬隆司
暴念圭一 ナナ
迫田竜玄 宮本順三郎
第1話 散歩道
第2話 ドキドキ
第3話 自転車
第4話 RADIO
第5話 DAYDREAM
最終話 会いに行くよ
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リュウ(迫田竜玄...この男がペットボトル殺人鬼で間違いないが、証拠が見つからない)
迫田 竜玄のプロフィール
個人で探偵をしています🧢
ド級の映画好き
依頼は下記のリンクまで。
https://sakotapetaloidpages
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リュウ(これだ...! こうやってペラープ宗教団体に自分が犯人だと伝え誘き寄せてるんだ)
制限時間は残り1分。
リュウは満を持して挙手した
暴念「リュウ様、それではリカ様を越える推理をお願いします」
リュウ「まず事件のほとんどはリカの言った通りだろう。だが晴奈が死ぬきっかけを作ったペットボトル殺人鬼を特定しないで全容を暴いたと言っていいのか?」
暴念「ペットボトル殺人鬼が誰だか分かったと?」
リュウ「はい、それは迫田竜玄です」
暴念「迫田竜玄...? 映像には一切出なかった名前ですね」
リカ「恐らく晴奈のフェイスブックを見れたリュウにしか分からない情報ね」
ここからリュウは以下の事を伝えた
・晴奈の父親がペットボトル殺人鬼に殺されていた事
・ペットボトル殺人鬼が殺す人は数字だけでなくペラープ宗教団体と言う共通点もある事
・ペットボトル殺人鬼は過去のペラープ宗教団体の事件の被害者遺族で、晴奈に付きまとっていた事
リュウ「屋台で "なんで..." と言ったのも迫田竜玄が氷を入れる所を見たから。そうすれば死ぬ直前にバチが当たったと言ったのも説明がつく」
暴念「確かに理に適っている、しかし迫田竜玄と言う男以外にも晴奈につきまとう被害者遺族がいたかも知れません。このままではリカ様の推理を上回ったとは言えません」
リュウ「証拠はある。迫田はペラープ宗教団体を潰したいがってる、だから団体の情報を探る為に自分が犯人である証拠を見せてあっちから自分に接触して来るよう仕向けたんだ」
暴念「ペラープ宗教団体はこのペットボトル殺人事件を自分達への復讐だと思い過去の被害者遺族を容疑者として絞るでしょう。その中に自分が犯人と分かる情報がのっていればその人を100%犯人だと思い接触してくる。ではその犯人だと分かる証拠さえ教えて頂ければリュウ様を暫定王者としましょう」
リュウ「あぁ、それは迫田のフェイスブックのプロフィールだ」
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迫田 竜玄のプロフィール
個人で探偵をしています🧢
ド級の映画好き
依頼は下記のリンクまで。
https://sakotapetaloidpages
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リュウ「まず1番上の行に帽子の絵文字があるがこれはキャップを示している。次に真ん中の2行だがカタカナだけを読むと "ドリンク" になっている。最後に1番下のURLだがローマ字の中に "petaloid" と言う単語が入っている。ペタロイドとはペットボトルの底の花の形をした凹みの事を言うんだ。今の3つの情報を上から並べると...」
"キャップ"
"ドリンク"
"ペタロイド"
リュウ「ペットボトルの完成だ」
暴念「3つの情報の位置がペットボトルの絵を表現している...リュウ様の推理はリカ様の推理を上回りました。よってリュウ様を暫定王者とします」
リカ「負けか...」
リカは敗退しリュウとケイの一騎討ちとなった
リュウ「ケイよ、この俺の推理を越えられるかな?」
そう言いケイの顔を見ると、ケイは少し上を見上げながら涙を流していた
ケイ「リカ...良かったな。俺達の勝ちだ」
リュウ「まだ出てない情報があるのか!?」
ケイ「あぁ、お前が事件の全容を明かす事を見越して俺は事件に関しては一切考えず、圭一と晴奈の気持ちや死ぬ時に何を思ったか等を考えていた。そしたら見つけたよ...悲しい真実を」
リカ「やはりケイに託して正解だったわ」
そしてケイは10分のカウントダウンをまたず挙手をした。
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