そうだな。欲しいんだ僕は。
「欲しいものか……そうだな。せつ菜が欲しい。」
「ふぇ……?」
変な声を出して固まるせつ菜。次第に顔が真っ赤になっていく様子がなんだか漫画の一コマみたいだ。
「欲しいものを言えばよかったんだろ?なら、僕はせつ菜がほしい」
「え、ええ、ふぇぇ…」
「どうしたの?まさか、僕のお願いは無茶苦茶だったかな?それとも?」
少しからかってみた。しばらくせつ菜はもじもじしていたけど、かなり小さい声でこう言った。
「あの、七海さんなら何してもいいですよ……私、私は七海さんが私を求めてくれるのが嬉しいですから……」
「じゃあ遠慮なく」
せつ菜を抱き寄せて、せつ菜の唇にキスをした。
せつ菜は目を閉じて受け入れてくれた。
これがファーストキス、かな。
せつ菜もファーストキスだったらいいな。
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