十八話 なんとなく壁を乗り越えろ!その2

 なんとなく壁を乗り越えろ!は始まったばかりだ!次は宇宙怪人ハムスター達の料理長!ハムタクが挑戦する!

「僕も十万円もらうんじゃ!やるんじゃ!」

 ハムタクは気合いが入っている!おれはさらに気合いを入れる!

「ハムタク!壁を乗り越えたら良いからね!頑張って!」

「おうじゃ!」

 1、2、3の声が入りハムタクが挑戦する壁が現れた!今回の壁は人が思いっきりジャンプしたような穴が開いている!もちろん横には三角飛びが出来る垂直の壁もあるが……ハムタクはどうする!?

「これは……穴をすり抜けるのは難しそうじゃ!よし!こっちで行くんじゃ!」

 ハムタクは三角飛びに挑戦するようだ!

「コタローは上手くやっていたんじゃ!僕にも出来るはずじゃ!」

 ハムタクは自分に暗示をかけている!壁がだんだん近づいて来て、ハムタクは飛んだ!しかし……

「じゃ!痛いんじゃ!」

 ハムタクは壁の上の方に当たって氷水に落ちてしまった!

「ハムタクー!!!」

 おれ達は思わず叫んでいた!

「冷たいんじゃ!やばい水温じゃ!」

 ハムタクは急いで氷水から抜け出し、お湯の湯舟に入った!

「あったかいんじゃ……しかしなんでなんじゃ……ユーキ!僕上手く飛んだんじゃ!なんで飛び越えられなかったんじゃ!」

 ハムタクが乗り越えられなかった理由はおれにはわかっている!

「ハムタク!飛ぶタイミングが速かったんだよ!もうちょっと遅く飛ばないといけなかったんだよ!」

「ああ……そうかじゃ……」

 ハムタクは納得しているようだ。良かった!





 次は宇宙怪人ハムスター達の中でも一番のゲーム好きハムッチの挑戦だ!

「私もやるッチ!」

 ハムッチも気合い満々だ!っとここでねここからお知らせがある!

「ハムッチ!朗報よ!横の壁が垂直じゃなくなって、階段状になるわ!」

 この知らせにハムッチは

「ッチ!なら余裕ッチ!簡単に乗り越えてやるッチ!」

 喜んでいるようだ!

「とにかく!ハムッチ!スタートするよ!」

「行くッチ!」

 1、2、3の声が入り壁が現れた!壁には人がちょっとジャンプしたような穴が開いている!横の壁はさっき説明があったように階段状だが、高さが高い!160センチくらいの高さがある!ハムッチはどうする!?

「どうしたらいいッチか……」

 悩んでいる間にも壁は近づいて来る!

「ええい!階段で行くッチ!」

 ハムッチは決めたようだ!まず階段をジャンプして登った!そこから壁を乗り越えるためにジャンプしたが!?壁にぶつかってしまった!失敗だ!

「無理ッチーーー!!!」

 ハムッチはそう言いながら氷水に落ちた!

「ハムッチーーー!!!」

 おれ達は一斉に叫んだ!

「冷たいッチ!なんでこんなに冷たいッチか!」

 ハムッチは氷水から抜け出してすぐに湯舟につかった!

「あったかいッチ……ユーキ!なにがいけなかったッチか!?」

 おれは理由がわかっている。

「ハムッチはハムタクとは逆で飛ぶのが遅かったんだよ!」

「ッチ!クッソーッチ!もう一回やらせろッチ!」

 ハムッチは懲りてないようだ!もう一回やらせる事になった!




 ハムッチ二回目の挑戦だ!

「ハムッチ!穴はさっきのと同じだからね!成功してね!」

 おれはハムッチに事実を伝えた!ハムッチは……

「なら余裕ッチ!」

 自信たっぷりだ!時間をかけていられないのでさっそくスタートする!1、2、3の声がして壁が現れた!壁には同じ人が少しジャンプしたような穴が開いている。もちろんハムッチがさっき挑戦した階段状の横の壁もある。ハムッチはどうする!

「今回は階段では行かないッチ!こっちで行くッチ!」

 ハムッチは穴をすり抜ける事を選択したようだ!

「まだ……まだ……まだッチ……よし来た今ッチ!」

 ハムッチはタイミングを計って穴に合わせて少し飛んだ!しかし……

「ぐう!なんでこうなるッチ!」

 ハムッチは穴にちょうどはまりこんでしまった!このままだと壁は氷水の上で止まってしまう!氷水に落ちれば失敗だが、ハムッチは抜け出せるのか!

「ッチ!こうすればいいッチ!」

 するとハムッチは地球のハムスターの大きさになって壁を抜けた!そういえば宇宙怪人ってこんな事出来たな……

「は、ハムッチ……成功だわ……」

 ねここや会場の皆さんも意外な結末に驚いている……

「やったッチーーー!!!十万ゲットッチー!」

 ハムッチはすごく喜んでいる!しかしこのままではいけないな……

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