第2話露見とお願い

 次の日、この日は休日だったので街で買い物をしていた。僕は、休日は買い物をしている、一人で服やゲームセンターに行くのが好きなのだ。いつもの様に、買い物をした後ゲームセンターに行った。このとき、気になるカエルの、ぬいぐるみを取った。友達からは、クレーンゲームが上手いのを羨ましがってたのをこのとき、思い出していた。ゲームセンターを出た後、もう暗かったので、夕飯を食べて帰ってた帰り道、道端で晴日さんが探し物をしていた。気になった僕は、話し掛けようとしたが、晴日さんは集中していて僕の存在に気づいてないようだ。しばらく探していたようだが、いきなり携帯でどこかに電話を掛けると、気になる言葉が出てきた。

「どうも探偵の晴日です。依頼者の上真さんですか?」と、いつも成績がトップの彼女ではあるが、探偵なんかやっているのかと、疑っていた。そう考えているうちに、通話を終えたみたいで、携帯から手を離して彼女はこっちを見て、 「え!?雨夜君?あの、さっきの電話聞いてましたか?あといつから見てたんですか!?」と少し怒った様に聞いてきた。僕は慌ててこう言った。

 「あぁ…ついさっきだよ…それと聞きたいんだけどさ探偵って言ってたけどそれって本当なの?」と、すると彼女は諦めたような表情をして、「はい」と消え入りそうな声で肯定をした。そして「理由は言いませんが、一様3ヶ月前から探偵事務所を自分の家の一部を改修して開いたんです。これでも、既に10件以上は解決をしています。この事は、小学生の頃から仲の良い幼馴染しか知りません。雨夜君で2人目です。  あぁバレたくなかったのにぃー」と言ったのだ。僕は、大変そうだったので晴日さんに、「なんの調査をしているの?」と聞くと、 「近所のおばあさんがここらへんの所に財布を落としていて、財布に大事なものが入っているので私に探して欲しいと依頼が来たのです。」と説明をしてくれた。まだ帰るのには早すぎるし、人気のないところに晴日さんを置いていくのは気が引けるので「時間あるし手伝おうか?」と言うと晴日さんは、少しの間迷っていたが、「いいですよ」とOKしてくれた。僕は手伝ったが、僕が探しているとあまりにも早くに見つけてしまった。街路樹に引っ掛かているのを僕が見つけたのだ。僕は「あったよ」と晴日さんを

よび掛けた。すると晴日さんは、杖を使ってこっちに来たので僕が、財布を見せると、財布と僕を交互に見てありえない…という顔でこっちを見ていた。僕達は見つけたので早速そのおばあさんの家に持ってくことにした。おばあさんは、僕を見ると、晴日さんにコショコショ話をするように話し掛けていた。晴日さんは何故かすごく顔を真っ赤にしていた。おばあさんに話を聞くと、これは、1年前に亡くなられたおじいさんの形見であるお守りが入っていたらしく、僕に涙を流しながら、感謝をしてくれた。僕は、「大事なお守りだったんですね。お役に立てて良かったです。」

と言ってこのあとしばらく雑談した後の、帰り道

 「今日はありがとうございます。なかなか見つからず、夜まで掛かって締まって、闇夜君に手伝わさせてしまって」と、僕はそんなことないよ、と言おうとしたがそれよりも先に彼女が話をした。 「今日は朝早くにあのおばあさんが来て財布を無くしたので見つけて来て欲しいと、1日中探してもこの不自由な体じゃ見つけられす、更にバレたくなかった探偵の仕事のとこ見られて」

と言ってうつむいてしまった。

 この後の帰り道は気まずくて、なんも喋らなかった。晴日さんと僕の家の帰り道の所ちょうど左右に分岐している所で、彼女は

 「あの!雨夜君って家そっちですよね!私こっちなんです。」

「あの!ちょっと待って!僕は晴日さんの助手になりたいんだけどいいかな?」

「なぜですか?」

「あのさ、晴日さんって、手足が不自由で、探偵業大変そうだから手伝いたいんだ。危険なのは分かってるから。」

「いいですよ。でも危険ですので、私の言う事はしっかりと聞いてくださいね。」

「うん!いいよそうだ、こうやって助手になった記念にL◯ne交換しない?」と晴日さんは、めを輝かせて「はい!」と笑顔になった。

僕はこの笑顔を一生忘れる事などないだろうと、思う可愛い笑顔だった。


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ごめんなさい!書き直しました。次回ヒロイン視点です。次の話でヒロイン視点は暫く無くなります。章の終わりやちょっとした話の閑話なんかでヒロイン視点を入れようかなとおもっています。

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