JINRO-GAME

エミたろ

参加とルール説明


 私の名前は相澤仁奈。

 私は人狼ゲームが大好きで、漫画や小説を読み漁ったり、映画をよく観たり友達同士やネットでやったりするほどだ。

 4月のある日ネットサーフィンをしていて、ふと気になる掲示板を見つけた。


 __

【命を賭けた人狼ゲームをアナタもやってみませんか?】

 ・人狼ゲームをやっていただきます。

 ・勝利条件を満たして最後まで生き残っていれば、『賞金3億円、勝利条件を満たしていなければ賞金無し』

 ・途中棄権は無し。

 ・他の参加者に意味もなく危害を加えることは、全面禁止です。

 ・応募日時は、4月30日の23時59分までにおこなって下さい。

 ・応募してご参加される方々には追って日時をご連絡致します。

 ・応募される方は次に書かれているアドレスに、お名前と『参加したい』と言う一言を添えていただけますと助かります。

 ――


仁奈「へ〜、こうやって参加者募ることもあるんだ。こう言うのってなんか裏がありそうだけど気になるんだよねぇ…。」


 拉致されて強制参加型は漫画とか小説みたいな創作でよく見る展開だけど、自発的な参加型はあまり聞かないなと思った。

 友達に一緒に応募しようと誘ってみたら断られた、なんでぇ…(´・~・`)



 ――――

 1週間後

 ――――


 _______________

【運営からのご参加決定のお知らせ。


 相澤仁奈様、ご応募ありがとうございます。

 抽選の結果、相澤様のご参加決定をお知らせしたく連絡させていただきました。

 都内にある○○館に6月1日の午前10時までに到着されるようお願い致します。

 ゲームの細かいルール等は、皆様が○○館に集まり次第説明いたします。

 最後まで生き残れることをお祈りしております。】

―――――――――――――――



仁奈「軽い気持ちで応募したら参加決定になったんだけど…、やるからには最後まで勝ち残らないと…!」


 私はそんな決意をし、開催されるその日を待ち望んだ。

 過酷な道を歩むことになるのを知らずに………。


――――――――――――――――

 6月1日

 待ちわびたこの日がやっと来た。

 昨日は思ったよりも早く寝れて23時前には夢の中に入り、7時に起床し身支度を終わらせたのが9時前くらい、家から館までおおよそ30分くらい。

 遅刻して参加出来なくなるよりも、早く到着する方がマシかと思い早めに家を出ることにした。


 メールに書かれていた住所を頼りに9時40分に館に到着して思ったのは、外観が全部レンガでオシャレだなぁと言う感想だった。


 入り口に目をやるとスーツを着たお兄さんが立っていた、お兄さんに声を掛けると――――。


仁奈「ここで行われるゲーム参加者の相澤仁奈といいます。」

「お待ちしておりました、相澤様。こちらへどうぞ。」


 お兄さん案内の元、中央に6個の椅子が向かい合わせの部屋に通された。


「相澤様は4番席へどうぞ、番号は背もたれの後ろに書いてあります。」

仁奈「わかりました、ありがとうございます。」


 部屋には既に2人が椅子に座っていた。

 2人ともスマホを弄っていた。

 学校の教室程の広さに6個の椅子とモニターが四方の壁にあった。

 この2人は喋る気が無さそうだから後で自己紹介とかする事になるのかな?と思いつつ自分も席についた。


 10時になる直前にもう3人が到着し、それぞれの席に着いた。

 丁度10時になったところで、モニターに白い仮面を付けた人が映し出された。


「皆様ようこそおいで下さいました。わたくしが今回の人狼ゲームのゲームマスターです、以後GMとお呼びください。」


GM「それではルール説明をいたします、まずは人狼陣営と村人陣営に分かれてもらいます。次に昼のターンに人狼と思わしき人を投票で1人指名して処刑します、もし最多投票をもらった人が複数いる場合、もう一度最多投票をもらった人の誰かに投票を、その結果また決まらなければ昼は流れます。処刑する人が決まれば、実際に処刑してもらいます。処刑に関する方法はモニターの下に箱があるかと思います、その中に銃が入っていますのでそれをご自由にお使いください、もし銃を使わず"己の拳で!"という方がいれば止めはしないですが。」


GM「夜のターンになると、各自役職に沿った動きをしてもらいます。まずは人狼です、人狼は夜22時から24時の2時間の間に、1人を襲撃し実際に殺してもらいます。襲撃の際に使用する武器は、各々の部屋に置いてあるのでご自由にお使いください。」


GM「占い師は夜になると、誰か1人を人狼かそうではないかを占うことが出来ます。占う時間は21時30分で方法は部屋に置いてあるので、それをよく読んで占ってください。」


GM「次に騎士は、毎晩自分以外の誰か1人を人狼の襲撃から守ることが出来ます。守り先の指定する時間は21時30分にお願いいたします。2日連続で同じ人を守ることと自分自身を守る事は出来ないのでご注意下さい。」


GM「村人の皆さんは夜のターンは何もする事がございません。なので部屋で誰が怪しいのかを考えておいて下さい。」


GM「昼の話し合いは15時からスタートをして、投票は17時におこなってもらいます。処刑が終わった後は、21時までに部屋に入るまでは自由にしてもらって構いません。」


GM「さて、一通り説明したと思いますが何か質問はありますか?」


「おう、俺から質問あるんだか。」


GM「谷口様どうぞ。」


谷口「役職はいつ決まるんだ?」


GM「これは失礼しました、椅子の下に封筒が貼り付けられてるかと思います、その中に役職が書かれた紙が入っているので、説明が一通り終わり次第お確かめ下さい。他に質問はありますか?」


「じゃあ私からもいいかしら?」


GM「矢田様どうぞ。」


矢田「人狼がもし女2人だった場合で襲撃する時に、返り討ちに合う可能性もあると思うんだけど、その辺は何か対策はあるのかしら?」


GM「ご安心下さい、説明が終わり次第皆さんには少し細工した首輪を後ほど付けに回ります。それを付けていただいたら、先程仰っていた返り討ちに合いそうになったりとか、こちらが意図しない行動をとった場合には首輪の細工を発動させていただきます。他に質問はありませんか?」


一同「………………………」


GM「質問は無いようですね、それでは首輪を装着して行きますのでそのまま待機でお願いいたします。」


 すると扉からスーツを着た係員みたいな人たちが入ってきて、首輪を皆に付けに回った。


GM「では皆さん椅子の下の封筒を手に取ってもらって、中身の確認をおこなって下さい。」


 私が目にした役職は――――――――――。



 ――――――――――――――――――――

 作者のエミたろでございます。


 1話目を読んで頂きありがとうございます!

 小説を書く事(執筆?)が初めてなので、文字数は少 ないかも知れませんし誤字や脱字等々あるかもしれないですけれども、暖かい目で見てくれたらと思います( ◜ω◝ )


もしかしたら皆さんの中に、ここ分からない!とかここはどういう事やねん!って思う箇所があるかも知れませんが、その時は気軽にコメントしてくれたらと思いますm(_ _)m

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