異世界転移で性別を紛失した

第1～12話 まとめ・人物紹介

　【紬（つむぎ）】は高校一年生の女の子だった。

　何の因果か、夏休み前の試験を終えた帰宅中、突然同級生と共に異世界に召喚される。

　召喚された先では同級生だけが連れ去られ、紬は召喚主から捨て置かれる。そんな中、他国の間者で召喚阻止のために潜入していた【ルカ】に保護され、彼の国に連れさられる。

　連れられた先で、紬は自分の身体に異変が起きていることを知る。女性だったはずの身体が、なぜか無性体へと変化していたのだ。それに伴い、容姿も大きく変わっていた。

　しかしそれはそれとして、召喚された現状をどうにかしなくてはいけない。

　召喚されたこちらの世界から帰ることが出来ないことを説明された紬は、ルカの保護を受け、民生局でアヴァロン（ルカの国）の国籍とそれに付随する『リング』を取得、保護を受け、帰属することとなる。

　新しい生活に向けて服を買い髪を切り、気分を一新！

　ルカと共に彼の家へ帰宅した紬はルカの息子である【レイ】と玄関前で出会う。挨拶大事と名前を名乗って挨拶したら、突然彼は紬に跪（ひざまづ）き、指にはまった国民の証、リングにキスを落としたのだった。

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【人物紹介】

牧本（まきもと）紬（つむぎ）（ツムギ・マキモト・ウェリストン）

　１５歳。身長１５５センチ。くせっ毛がコンプレックスの平凡な少女『だった』。

ルカ/ルカス（ルカスウェール・ラウファム・ウェリストン）

　９０歳（見た目は２０代後半～３０代半ば）。中性的な容姿。主人公の保護者。

レイ（レイルーン・ルカスアリス・アヴァロン）

　４５歳（見た目は２０代前半）。身長１８８センチ。ルカの息子で大柄な美青年。