(二)-12
レイカはそう言って拓弥の右腕にしがみついた。
「なんだ、『つかぐちようへい劇団』に所属する、新進気鋭の若手女優さんには、俺じゃもの足りないらしいな」
丈がそう言うと、拓弥を除く三人が笑い合った。
すでに拓弥の右腕にしがみついているレイカを見て、カナコは「ずるーい」と拓弥の左腕にしがみついた。
「おいおい、俺は両腕、空いてるぜ」
丈がそう言うと、レイカとカナコは「残念でした~」と笑った。
「まあ、とりあえず、メシ食おうぜ」
そういって拓弥の背中をポンポン叩くと、四人は表参道ヒルズに入って行った。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます