結局は

進藤 進

第1話 ツンデレ

「何、いやらしい目で見てんだよ、ジジイ!」

可愛い目を吊り上げて彼女が叫んだ。


僕は嬉しそうに口元を綻ばせながらも。

少し、違うなと思ってしまった。


「あっ・・・」

後悔する表情が、学習する度にリアルになるなと。


僕は感心しながら見つめていると。

彼女はいじらしい表情で呟いたのでした。


「違うのですか・・御主人様・・・?」

儚い言葉ごと僕は彼女を抱きしめながら、僕の瞳に映るモニター内のアイコンを瞬きでクリックしたのです。

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