　青女を調べた。

　元々は『若い』女の妖怪という意味で『青』女房と呼ばれていたもので、色については言及がない。

　ところが近年そして現代、この妖怪は全身青い色の妖怪として出現している。

　大変に面白い。

　新種の青色妖怪が短絡的に青女とされたのだろうか？

　あるいは時代を経るに従って『青』の使われ方が変化したことにより、認識する人間の意識に合わせて色を帯びるようになったのか。

　その答えを知るためにはまず女性を弄び騙して捨てて、目の前に妖怪青女を出現させねばならない。

　興味はあるが優先順位は低い。真相の究明は千年後まで取っておこう。

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