本編
月の光
◆
7:30
「…月の光…ですか。」
繊細なその
「あぁ。別の曲がいいのかい。」
「いえ…」
九十年程前に建造され、運よく被災も
そのしなやかな細く白い指先に、
「今日はここまでにしよう。」
「まだ聴いてたいかい。」
「…いえ、旦那様のお好きなように…」
「君が聴きたいのならまだ弾いていてもいいのだよ。もう僕達に残された時間は
「え…ええ…。では是非…」
「それでは、幻想即興曲にしようか。」
◆
15:00
屋敷の執事である
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