第66話 ユルく創作論(ゴジラ.vs.皇城近衛軍)
もしも『赤塵のサンダーバード』の世界で、ゴジラが襲来したら?
リアルに「ゴジラ襲来時、自衛隊が防衛出動できるか?」が論じられたとか。結論としては「難しい」らしい。
御堂さんのいる『赤塵のサンダーバード』の世界だと、帝の判断一つです。何の手続きも必要ありません。
近衛軍は帝の私兵ですから、帝が「行け」と言えば、それだけでOKです。
帝国の行政は、元老院が司っていますが帝の存在は「元老院の外」なので制約は受けません。
しかし、勝てるかどうかはわかりません。重甲機兵は全高17メートルですから、ゴジラからすれば子供みたいな大きさです。
更に、重甲機兵は太陽光を動力源とするので夜は稼働できません。昼でも曇っていたら出力は低下します。重甲機兵同士なら、相手も出力が下がっているのでフィフティフィフティですが……ゴジラの強さは、天気には無関係でしょう。
実は『重甲機兵の動力源を太陽光にする』との設定は、太陽エネルギーが素晴らしいと考えてのことではありません。
使い勝手の悪いエネルギーだからこそ『中世の戦い』に逆戻りさせるのに都合が良かったんです。この世界では。重甲機兵しか
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