第33話 ダイ・ソード

 長谷川裕一先生の『轟世剣ダイ・ソード』で、神が造った武器は「剣」「斧」「矛」「盾」「篭手」「鉄球」「聖杯」「刀」の8つ。巻末の解説には「ダイソードは破壊力」で「サンジュオウは切れ味」を重視するとか。

 けんかたなが使い分けされてるんだ?



 1993年の作品とのことだから、かなり早い時期の異世界転移ものですね。印象に残ったのは2点あって、その一つがけんかたなが区分されてたことです。

 乱暴に言えば剣は、鉄の塊を振り回しやすい形にしただけ。刀は「鍛造」で造られてますが、剣は「鋳造」です。

 北欧神話を元にしたワーグナーの『ニーベルングの指輪』で、ジーク・フリードが、折れた剣ノートゥングを砕いて溶かして鋳造して、剣を復活させます。この時の曲は(珍しく)元気が出ますけど・・・剣だからできることだと思ってます。


 もうひとつが、異世界の神を転移してきた者に説明するときに「この世界の神は、世界を破壊する存在。だから、神が目覚めないように祈っている」と語ってたこと。これは祟り神のことですよね。



 長谷川裕一先生って日本人なんだな・・・と、ちょっと嬉しくなりました。それから『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズを集めてます。

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