第23話 足の痛みをなんとかしよう!

「もしかして、右足怪我してない?」


ルナは俺を見ると

すごい勢いで近づいてきて耳元で


「そうだが、なんでわかったんだ?」

「家族にも話していないのに」


「まぁ、職業病ってやつかな」


理学療法士として患者の歩きを分析しまっくていたからな

人目見るだけでどこを怪我しているのか分かるようになっているんだよな〜


「少し見せてくれないか?」

「足の怪我を治せるかもしれない」


「まさか、このケガまで治せるのか?」


「それは評価してみないと分からないけど、やってみる価値はあると思うぞ」


「それはありがたい、是非頼む!」


目の前に怪我をしている人がいるなら

なんとかしたくなるのが理学療法士ってもんだ。

まぁ、目の前にいるのはエルフなんだが、、、


「評価する目」


どうやらルナはお尻の筋肉の筋力低下をかわすために

ももの外側の筋肉を過剰に使うことで痛みが出ているようだ


だからお尻の筋肉を本来の筋力に戻してあげることで

ももの筋肉の痛みは改善する可能性が高いな!


「ルナ、お前のお尻を見せてくれないか?」


「ななな、何を言っているんだ!お前は!」

「妹の恩人じゃなければこの場で殺しているところだぞ!」


ルナは俺の頭に向かって弓を引いている


「ち、違うんだ!」

「お尻の筋力を改善することで痛みが消えることがわかったんだよ!」


「それならそうと先に言え!」


説明次第で危うく命を落とすところだった

気をつけないとな


改善する者

俺はルナのお尻の筋肉、大臀筋の筋力低下を改善した。


「どうかな?歩いてみてくれないか?」


「ああ、本当にこれくらいで痛みが治るのか?」



「まぁ、そう言わずに騙されたと思って!」


ルナは半信半疑のようだが

渋々、歩いてくれた。



「、、、痛くない!?」

「痛くないぞ!ナオル殿!」


良かった〜

やっぱり、お尻の筋肉が痛みの原因だったのか。



「良かったよ!」

「これで、痛みなく歩くことができるな!」


「ああ!この痛みが治るなんて」

「ナオル殿は神の使いなのか?」


「そんなんじゃないよ、これはリハビリの効果だよ」


「リハビリ、、、?」

「初めて聞くが、リハビリとはすごい効果があるのだな」


「そうだな、とにかく役に立てて良かった!」


やっぱり

日本でも異世界でも

人間でもエルフでも

痛みで困っている人を助けるのはすごく気持ちが良いな〜


俺はルナと別れて

アリーシャと合流することにした。

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異世界デイサービス はんぶん @hiroharufemfem

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