8.百人一首のこと
みなさま、ごきげんよう。
何だかおかしな現代ファンタジー小説「各駅停車が止まらない駅」を投稿してしまっておかしな気分になっている祐里です。
今回は百人一首についてですね!
古文は現代文より得意だったのでね!
……何ででしょうねぇ……
私、平安時代に生まれた方がよかったかもしれません。
では百人一首の中で好きな句を挙げていこうと思います。
「長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ」
[現代語訳]
あなたは末永く心変わりはしないとおっしゃいましたが、どこまでが本心かはかりかねて、お別れした今朝はこの黒髪のように心乱れて、いろいろ物思いにふけってしまいます。
相手は浮気男なんでしょうか。
しっとり感ありますねぇ。
黒髪も心も乱れているんですって。
「乱れて」に共通の意味を持たせるってとても良いわぁ。
こういうやり方、大好きです。
「春の夜の夢ばかりなる
[現代語訳]
短い春の夜の、夢のようにはかない、たわむれの手枕のせいでつまらない浮き名が立ったりしたら、口惜しいではありませんか。
これはセクハラ上司をうまいこと躱す女性の弁みたいな感じで、ウィットに富んでいていいですねぇ。
きれいな言葉で始めているのも上手。
「瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ」
[現代語訳]
川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流が二つに分かれる。しかしまた一つになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会したいと思っている。
静かな情熱が感じられていいですよね。
「あはむ」は「再会しよう」「また会おう」と訳されることが多いみたいなんですが、私は「再会したい」「また会いたい」の方が合ってるような気がします。
「む」にはいろんな意味があります。
推量・意志・適当・勧誘・婉曲・仮定ですね。
この「む」は「意志」が適切でしょう。
そう、だから文法としては「会おう」でOKなんですよ。
でも!「われても末に」ですよ!?
そんな情熱的なことを言っておいて「会おう」だなんて、ただの約束っぽいじゃないですか。
そこは切望・熱望の「会いたい」ですよ。
他にもたくさん好きな句はありますが、このへんで勘弁しといt げふげふ やめておきます。
古文は得意だったと書きましたが、普段そんなに古文のこと考えていないからか、学校で教わったことなんかもうかなり忘れてしまっています。
未然形って何だっけ? とか。
英語みたいに普段から目にしていればそうでもないのでしょうけど。
ずっと得意でいるためには、源氏物語を原文で読んだりしていないといけないんですね、きっと。
うーん、さすがにそこまではなぁw
私が得意だった科目第一位は英語でした。
次に古文、次に現代文、次……あえていうなら日本史(古代)……かなぁ……。
あとは同率最下位です。
完全に文系のくせに現代文が第三位とか何なの。
それでよく小説書こうと思ったね! ほんとにね!
ちょっとダメージ食らったところで次の話題に……。
得意科目の話が出たので、その流れでいきましょう。
前にXで少しだけ話したことがあるのですが、私の友達(女子)を好きになる男子は何故か私にテストの点数で挑んでくることが多かったという話をね。
はい、続いちゃいます。
がんばります。
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