7.子供の頃のこと&慢性蕁麻疹のことを少し

前回の「困っていること」で慢性蕁麻疹に触れるのを忘れていました。

もう14年も困っていることで、生活の一部みたいになってるからかなぁ。

14年前の6月下旬のある日、仕事帰りに電車で座ってたらおケツ……げふん、お尻の上のあたりが突然猛烈にかゆくなったんです。

とりあえず家に帰り、フルコートという軟膏薬を塗って様子を見ていたのですが、次の日には衣服が触れる部分ほとんどがかゆくなってしまって、仕方なく病院に行きました。

優しいおじいちゃん先生が私の背中を見て「うわぁ……かゆそう……」とつぶやいたのが忘れられません。

それから塗り薬やクラリチンという抗アレルギー薬を出されて、まあまあ症状は落ち着きました。

ただ、クラリチンを飲み忘れると大変なことに。

かゆくならなければ一生飲み忘れていてもいいくらいなんですが、どうしても2日に1回以上は飲まないとかゆくなっちゃうんですよね。

(クラリチンは24時間効くタイプの薬です)

当時から今までずっと柔らかい服しか着られないし、鞄の持ち手は平べったいのじゃないとダメだし、クラリチンには頼り切り……。

そろそろそういうのやめたい……。

で、病名は慢性蕁麻疹らしいんですが、何ですか、慢性って。

蕁麻疹って何か原因があって然るべきなんじゃないですか。

前に釜飯に入っていた海老(たぶん)や生焼けの鶏肉で蕁麻疹が出たことがありましたが、そういうものじゃないんですか、蕁麻疹って。

急性蕁麻疹なら対処しやすいのにね。

全くもう。ぷんぷん。


次は、子供の頃のこと。

たぶん変な子供だったと思います。

保育園に通っていた頃だと思うのですが、実父母が本当に嫌で嫌で仕方なくて、いつか本当の父母が迎えに来てくれると信じていました。

あと、何故か耳障りな音が多かった……気がします。

何でもかんでも耳障り。自分に親切な人の声だけ聞いていたい、みたいなわがままな子供でしてw

いつか音のない世界がやってくると信じていました。

最初は断続的に音がない時が来て、だんだんその時間が長くなっていって、やがて全ての音がなくなると思い込んでいましたね。

何なんですかね、これ。

交通量の多い県道沿いに住んでいたからでしょうか。

今考えてみても不思議だなと思います。

ああ、そうそう、あとね、人間は巨大な動物に飼われていると思っていました。

進撃の巨人みたいな感じで。

人間から見たアリみたいに、ものすごく大きな動物が人間を飼っている、理不尽に殺されることもあるって、保育園児なのに中学生みたいなことを考えていました。

これも不思議。

何かの絵本とかテレビ番組とかの影響だったのかなぁ。


味覚についても変だったと思います。

濃い味、脂っこいもの、甘い味付けが嫌い。

ドレッシング、ケチャップ、マヨネーズ、ソース、焼肉のタレなんか大嫌いでした。

塩味と醤油味はOK。

好きな食べ物は魚。特にお刺身と、アジの塩焼きなどの焼き魚。

魚の骨を取るのは大得意でした。今でも得意。

保育園に通っていた頃、母親に「何食べたい?」と聞かれて、私、「アコウダイの粕漬けとボタン(なめこのこと)のお味噌汁」と答えたらしいです。

渋いですね。

好きな食べ物は何も入っていない薄味の素うどんと、醤油と酢をかけただけの薄味の中華そばでした。

ケンタッキーフライドチキンがだいぶ世間に浸透してきた頃に一度食べたら嫌になって、味の濃い皮を妹にあげていました。

妹は私と正反対で、味が濃いものや脂っこいものが大好きだったので。

で、私は中身を食べる。Win-Win(笑)

オトナになるにつれて一般的な味付けや脂っこいものでもおいしく食べられるようになりましたが、焼き鳥と焼肉は塩味で食べます。


性格はおとなしかったけど、家ではけっこうおしゃべりでした。

子供にはよくあると思いますが、「あれ何?」「どうして?」「あれ何て読むの?」は日常茶飯事。

ひらがなが読めるようになった頃に母親に国語辞典を渡されました。

「これからはコイツに聞け」と。

それまでは親が答えられないことは物知りの祖父に電話して聞いていたのですが、もしかしたらその頃には、質問内容が高度になっていたのかもしれません。

国語辞典とともに小学校1~2年生を過ごしました。

小学校3年生になって、祖父から百人一首を渡されました。

はい、そうです。

飛ぶ鳥を落とす勢いで発展した会社、NINTENDOのものですw

当時は任天堂といえば花札と百人一首でした。

私は、暇さえあればもらった百人一首を見て過ごしていました。

下の句だけ書かれていた札には興味がなくて、カラフルできれいな十二単を着た祐子内親王ゆうしないしんのうとか小野小町おののこまちとか、そういう絵札が大好きでしたね。

そして、全部覚えました。男性の句も! 絵柄はつまんなかったけどw

1回だけ、小学校6年生の時に学校で百人一首大会が開かれて、学年別(4クラス)で争ったことがあります。

私、日本舞踊を習っていてほぼ毎年何らかの舞台に立っていたので、度胸はあったんですよ。

だから過度に緊張することもなく、ばしばしと札を取っていきました。

えーと、優勝……はしなかったんだっけな、準優勝だったかな?

それでもクラスの子たちにはものすごく驚かれました。

まあそりゃそうですよね、だって私が活躍できるようなイベントなんてそれまでなかったんだもんw

運動神経がいい子が一番目立っていたという、お決まりのパターンです。

私はトロいから運動は苦手だったし。

学校のそういうところ嫌いだったな。


はい、かわいかった(……はず……)子供の頃の話でした。

書き出してみるとそんなに変な子供じゃないですね。

……ない、ですよね……? うん、変じゃない。普通。


さて、次ですが……

今回持ち出した百人一首の話でも書こうかな。

百人一首についてなんて、リアルでまくしたてたらドン引きされるに決まってるけど、ここなら大丈夫! ですよね! ね!?


さー、続きますよー!

続けます!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る