第60話 新たなステージ
罰と言っていたので、本気でやったわけじゃないかもしれないが、損傷はそこまででもない。
光が晴れると背中から天使の翼の生えた人間が現れた。
人型タイプかやりにくいな。
モンスターなので倒したとしてもまた復活するため命の概念がない存在だと分かっているので殺せないということはないが、苦しむ様子を見たりすると罪悪感が湧く。
一気に方をつけた方がいい。
ミサイルと銃撃の威嚇射撃をと続けつつビームスライサーを召喚してけしかける。
が囲もうとした瞬間にその場から消えた。
どこにいたかと思うと足に追加でバリアを貫通して軽度の損傷が来た。
速さ特化な上にバリア貫通持ちのようだ。
バビロンが追いつけないレベルとなるとかなりのステータスの速さだ。
攻撃はそれほどでもないがこのまま追いつけずに攻撃され続ければ、防御手段が存在しない以上、いつかは落とされる。
この速さに対処しないといけない。
とりあえず全方向に威嚇射撃を続けてもそれを避けてきているからな。
こちらも巻き込んだ全体攻撃をした方がいいだろう。
電磁スパークを発動する。
フィールド全体に放電が広がっていく。
確実に当たったと思うが損傷が発生していることを考えると本体はまだやれていないようだ。
「そんなものが我に効くと思ったか?」
どうしたもんかと思うとゴム状の体を晒して、モンスターが一言物申してきた。
どうやら不可解なことばかり起こると思ったら瞬時に体を変質させて、有利に立ち回っていたようだ。
速いので大概相手が攻撃を出してから最適な対応できることを考えると無敵と言ってもいいかもしれない。
抜け道があるとすれば手数を多くして、対応できなくするしかない。
『経験値取得に向かわせた分体をこちらに向かわせます。百種類以上の攻撃を展開して攻撃します』
別動隊で動かしていた千体の分体が同時に各々別の武器を取り出して攻撃する。
千体すべての攻撃が当たるたけではないがこれだけの攻撃を展開されたら流石に変身しても対応しきれないだろう。
『732体の攻撃が命中しました。対象が20の状態異常にかかり、崩壊確認』
・ロボットがいっぱいで草
・情け容赦なしで草
・勝った方が正義だから
「道連れにしてやる!」
ぶくぶくとカエルのように膨れ上がるとこちらに接近してくる。
『ダンジョン攻略途中に開放された能力をしますか?』
「頼む」
バビロンに頼むとカエル状態になったモンスターが十字型の光を残して消えた。
・ガイナックス系列でよく見るやつで草
・サードインパクトで草
・光広がってて草
・ダンジョン崩壊しそうで草
光だけはダンジョンに残るかと思うと光がどんどん光が広がっていってダンジョンにヒビが入っていく。
今回のは計り知れないほどに大きいものだったようだ。
攻略できたのはいいがダンジョンが壊れてしまった。
再生には一年はくらいはかかりそうだ。
「裏ダンジョン踏破しました。見て頂いてありがとうございます」
・おめ
・人類初裏ダンジョン踏破おめ
・おめ
・おめ
──
『攻略おめでとう。君の評判で持ちきりだよ』
「そう見たいですね。評判になろうと思ったワケじゃないんですけど」
『新たなステージに行くつもりはないかな?』
「新たなステージですか?」
『ああ、とっておきのダンジョンがあってね』
完
──
お読みいただきありがとうございます
スキルを試しに使って放置してたらレベルアップしまくって、いつの間にか最強になってしまう 竜頭蛇 @ryutouhebi
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