第56話 最深層に向けて



 あれから1ヶ月ほど経ち、死亡事故が明らかに減ったことがニュースでダンジョン関係者の安全管理に対する意識上昇かと言われ始めるようになった。

 犯人についてはどこにも話題にされておらず、他の事故死の人と同じように世間の人に認知されずに存在を消した。

 あれだけの悪人が引き起こした凶行も死もダンジョン中で起きた負の側面のある出来事は等しく地上では無になる。

 俺はダンジョンというものが漠然とモンスターと戦うだけの場所と思っていたが、違うことに気づいた。

 ここでは警察や誰かが凶行を行う人間には対応してくれない。

 自分自身で対応しなければならないし、弱ければ弱いほど取れる選択肢は減っていく。

 俺は強くなる必要があることに気づいた。

 だから配信がてらレベルアップやスキルレベルの上昇を続けて来た。


『善斗くん、そろそろ裏ダンジョンの最深層を目指す本格的な攻略配信をするのはどうかな?』


 確かに強くなったし、選択肢が増えたと確信する頃になると猫屋敷さんからそう勧められ、俺はそれに応えることにした。


「ええ、ちょうど俺もしようかと思ってたところです」


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