第39話 うお! なんだこれ体がロボットに!
「うお! なんだこれ体がロボットに!」
「人間の体より機械の体の方がスペックが高いため交換しました」
「確かに生身の体よりよっぽど自由に動く……!」
──
「夢か」
起きたらサイボーグに改造される夢を見るとはとんでもないな。
念のために布団を捲って、体を点検する。
心なしか肌がツヤツヤになって、体が軽くなっている気がする。
「何かバビロンがしたか?」と思って見るといつも通り、朝飯を作っており、特に変わった感じはしない。
違うところを強いて言うなら白い食べカスが口の端に着いていることくらいか。
「口に食べカス着いてるぞ」
指摘するとバビロンは舌で舐め取った。
たまにアイスとか食べているからな。
俺が起きるまでに何か食っていたようだ。
「10時くらいに寝たしな。いつもより多めに寝りゃそりゃ体の調子も良くなるか」
体の好調に着いて結論をつけると、洗面台に行って身を整え、朝飯を食って学校に向かった。
「なんだあれ?」
「真ん中に入れ」
学校の門の前に着くと人だかりができており、疑問に思うとザキがシラメさんたちオリエンテーション組と真ん中を開けたフォーメーションを組んで近づいてきた。
よく意図がわからないが、別に拒否する理由もないので、ザキの指示通り真ん中に入っていく。
「天野善斗くんはどこですか? 世界的快挙を成し遂げた彼にインタビューしたいんですが」
「オークチャンネルのブーなんですけど、善斗くん配信に出てもらっていいすか」
教員に抑えられいる人垣を通り過ぎている途中そんな声が聞こえた。
これ全部俺に押しかけてきた人か。
ネットニュースになったのは昨日時点で知っていたが反響がここまでのものになるとは思っていなかった。
「サンキュー。助かったわ」
「ああ別に登校のついでだし気にすんなよ」
ザキに礼を言うとそう言ってケラケラ笑う。
相変わらずイケメンだなこいつ。
何食ったらこんな風になるんだ。
「天野くん、お父様が呼んでるから。一緒に来てくれる」
さて教室に向かうとシラメさんがそう切り出してきた。
まあ校門前があれじゃそりゃそうなるか。
───
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