保護者の喧嘩~5通目の手紙の考察
五通目の手紙の考察
まるで、唯花と悠希を殺してるみたいだ。
颯太は、行方不明になった人たちの意見を聞かず、憶測で決めつける事をこう書いている。
本当に、悠希たちは愛の母親を見たのだろうか?
愛の母親が犯人なのか確かめた方がいいと言った同級生に対し、彰は「それは本当だと思う。だって、俺たちもあの時悠希と一緒にいたから」と言っている。
そして、愛が自分の母親を見たのか聞いた時には「うん。悠希が職員室から戻ってきた時、愛のお母さんがいたって……」と言っている。
彰は、悠希に聞いただけで自分の目で愛の母親を見たわけではないのかもしれない。とすると、職員室に居たのは、愛の母親じゃないかもしれないという事になる。
「いや、先生がいないはずなのに、コツコツ音がしたから、窓からのぞいたんだ」
颯太が書いているコツコツという音と、彰が言うコツコツ音は靴のヒールの音だろう。
改ざんした犯人が、悠希が職員室で見た人だとしたら、犯人はヒールを履いている人という事になる。
また、芽依の母親たちがヒールでイベント会場に来た時、愛は「芽依たちのママきれい!」と言っていた。
自分の母親はヒールを履いたりして、おしゃれをするような人ではないのだろう。よって、犯人は愛の母親ではない事になる。
でもそうなると、悠希はなんで嘘をついたのだろうか。自分の親だったのか? でも、自分の親を見たなら、自分から友たちには言わないだろうし、それなら、こんな事になっていないだろう。
改ざん事件の犯人は、芽依の母親たちなのかもしれない。
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