裏2項 底辺の意識の中で


 ルーク様。ルーク様。


 寒いよ。

 ここはどこ?



 地獄かな。

 天国かな。



 ここには無限の時間があって、

 生きていた時のことを考えてしまう。


 すると、わたしの思い出は、

 ほとんどが貴方といる時間だった。


 嬉しかったのも。

 腹が立ったのも。          

 悲しかったのも。

 楽しかったのも。


 いつも、貴方が原因で、キッカケだった。


 わたしは、貴方と話せないと退屈みたい。


 ずっとお世話をしてあげてるつもりだったけれど。

 ずっと貴方のためのくさびになる覚悟だったけれど。


 かけがえのない時間をもらっていたのは、わたしの方みたいだ。

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