第2話
時は、1969年5月29日の夜7時20分頃だった。
場所は、
家は、
この家には、
家の広間のテーブルに
テーブルの上には、
この時、しょうたれ(だらしない)の服姿の
私の
けれど、この日に限って言えばドサイアクだった。
もちろん、
だから、しょっちゅうもめ事が発生した。
そのたびに私は『なんで親せきじゃない家で晩ごはんを食べたりお風呂に入らなきゃいかんのだ…』と思った。
話は戻って…
「
「ムシャクシャしているから外へのみに行くのだよ!!」
「だったら、先にごはんを食べてください!!」
「家にいたらイライラするんだよ!!」
「一体なにが気に入らないのですか!?」
「
「悪かったと思っているわよ…」
「ふざけるな!!どけ!!」
思い切りブチ切れた
みちよは、ものすごく困った表情で
「
「あっ、すみません…」
その後、
「きょうは、
私の
「ちょっと!!なんで勝手なことをしたのよ!?」
「ひろみさん〜」
「うちは、帰りが遅くなっても家で晩ごはんを食べると決まっているのよ!!」
私が食べるみそ汁をついでいた
「それじゃあ、どうしたらいいのですか!?」
「うちは帰りが夜遅くになってもいいから家で家族そろって晩ごはんが食べたいのよ!!」
「だったらうちで食べたらどうですか!?」
「やかましい!!」
思い切りブチ切れた
「ワーンワーンワーンワーンワーンワーン!!」
小4の私は、よりし烈な声をあげて泣き出した。
その後、
「帰るわよ!!」
「ワーンワーンワーンワーンワーン!!」
「晩ごはんぐらい作ってあげるわよ!!」
時は、夜10時50分頃であった。
ところ変わって、一家5人が暮らしている
家の広間には、
テーブルの上には、サントリーオールドのボトルとブルボン羽衣あられとスルメイカが置かれていた。
この日も、
理由は『作る気がない…』である。
この時、ゆかりとよしみと私は各部屋にいた。
広間にいる
この日、よしみが職場の取引している会社に勤務している妻子持ちの男性とフリンしていたことが明らかになった。
その上に、ゆかりのお見合い連敗数が1000に到達した。
ストレートでウイスキーをのんでいた
「あんたどうするのよ!?」
「どうするって…」
「ゆかりのお見合いの連敗数が1000になったのよ!!」
「だからどうしろと言うのだ!?」
「ゆかりにふさわしい相手を探してよ!!」
「分かってるよ!!」
「分かっているのだったら頼んでよ!!」
「だからどこへ頼めばいいのだよ!?」
「うちは時間がないのよ!!」
「おい、そんなに急かすな!!」
「あなた!!」
「なんやオドレ!!」
「ゆかりが20代のうちに結婚できるようにしてよ!!」
「できるようにしろと言われてもムリだよ!!オドレが一流大学卒業で一流企業に勤務で安定した収入があるとアイマイな設定したことが原因でお見合いが成立しないのだよ!!」
「それじゃあどうすればいいのよ!?」
「だからハードルを少し下げろと言うてるだろ!!」
「なんでハードルを下げないといかんのよ!!ゆかりの結婚相手は一流大学卒業じゃないとダメなのよ!!」
「オドレが言うてる一流大学とはどこか言え!!それじゃあ、
「そんなことは言うてないわよ!!」
「ふざけるな!!」
「うちはあせっているのよ!!」
「急かすなと言うているだろが!!」
思い切りブチ切れた雅俊は、サントリーオールドのボトルを手にしたあとストレートで一気にのみほした。
そして…
(ガシャーン!!)
その後、
その後、
ものすごく怒った表情を浮かべている
「あなたやめて!!」
「止めるな!!」
「そんなのみかたをしたら身体をこわすわよ!!」
「のまずにいられないのだよ!!」
「あなた冷静になってよ!!」
「どけオラ!!」
思い切りブチ切れた
「もういい…ゆかりの結婚はあきらめた!!」
「あなた…なんてことを言うのよ!?」
「ゆかりはお見合いをしても断られるだけだ!!」
「あなた!!」
「そんなことよりも、よしみを始末しろ!!よしみが妻子持ちの男とフリンした問題を早く解決させろ!!」
「あなた!!」
「ふざけるな!!」
「イヤ!!」
ところ変わって、私がいる部屋にて…
「やめてあなた!!いたい!!」
(パチーン!!パチーン!!パチーン!!)
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
「イヤ!!イヤ!!イヤ!!イヤ!!イヤ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
つづいて、布が思い切り破れる音と
それから数時間後であった。
私は、トイレに行くために部屋から出た。
その途中で、おぞましい光景を目の当たりにした。
床の上に
顔がブクブクに腫れていた…
着ていた衣服がズタズタに切り裂かれた…
ブラジャーがちぎられた…
ストッキングごとショーツを脱がされた…
この家の家族は異常だ…
私は、来た家を間違えたようだ…
私は、冷めた表情で
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