ANIMA~変人P×天才ドラマー
Hoshi29
プロローグ
プロローグ
生臭い血の匂いが鼻をかすめる。錆び付いた鉄の獄が立ち並ぶ。もはや、我慢も限界だった。
心の底から色が失われ、真っ白い
血濡れた刀を備えながら、破けた着物をベトリと深紅に染め、目的まで歩みを進める。
一つ、又一つと殺めていく。
地下牢の重い鉄扉を開け、地上へと繋がる道を切り開いた私は、一際豪華な扉を開ける。
隙だらけだ。私はその隙を逃すほどの落ちこぼれじゃない。
慣れた手つきで抜刀し、血濡れた刃で皮膚を裂く。
私の白くなった
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