私はこの『異世界オークション』の世界が大好きです。
異なる世界と異なる世界との縁をつなぐ異世界オークションには不思議がたくさん!
異世界の珍しい品を扱うオークションだけではなく、オークションに集う美しくて高貴な方々、個性豊かなオークションハウスの人々、さらには意思を持ち、まるで人間のように話す備品や魔道具達も登場します。
第二弾の本作では、第一弾の物語の舞台裏シーンを覗くことができたり、謎めいたあの方々の馴れ初め(?)を知ることができたりします。
特に本作では、構成が素晴らしかったと思います。
それぞれ、単独でもいけそうな物語が、贅沢にも複数盛り込まれておりまして、圧巻です!
個人的には、あの可愛い方と過保護な方の物語を、ぜひ一作でまるまる読みたいな〜と思っていたりします……。
それくらい、世界観がしっかり作られた作品です。
おまけに、切なさもあれば、笑いも仕込まれていて……。
あとは、作者様の腕に乗せられて、「きゃ〜♡」とか「素敵っ!」とか「そうだったんだ!!」とか叫んでください。
とても素敵な作品。
ぜひ読んでみてください♡
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この『異世界オークションへようこそ』は『痛!!』=ツゥ、ということで第二弾です。
『異世界オークションへようこそ〜優秀なオークションスタッフたちは数々の難題と災難に立ち向かう〜』が第一弾となります。
私は第一弾→第二弾へと進みましたが、本作から読まれてもわかる構成になっています。