魔獣の森　第３期調査隊記録

〇月×日

本日より、魔獣の森の生態を調べるために銀級以上の冒険者を集め調査に入る。

前回の第２期調査隊の成果によりこの森は先の大戦で討伐された魔王が、根城としていた城に繋がっていることが明らかとなった。

我々第３期調査隊は、前回の調査で全滅した第２期調査隊に引き続き、魔獣の森の生態の調査を行うこととする。

〇月〇日

魔獣の森の奥地に進むと小さな泉を発見した。

泉には正体不明の生物も生息しており、それぞれ仮の名称を付けることとする。

バルーンフィッシュ・・・体内に空気を取り込み空中での移動を可能とした魚。

ルビーフロッグ・・・外皮が赤色の宝石に覆われており、舌にはふれると火傷する毒腺を持っているカエル。

ブルーサーモン・・・泉の影響からか、体が青色に変色した鮭。体内は通常の鮭と変わらない。

〇月×日

調査隊の一人が木の根元で亜人の少女を発見した。

少女の近くには少女の父親らしき男が倒れており、すでに亡くなっていることを確認した。

この少女は通常の亜人とは異なり、亜人の外見的特徴が極端に少ないため人との混血であると考えられる。

我々は少女を保護し、一度帰宅することにした。

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