世界の管理の補佐をしていたら管理者が逃げ出した

第19話 新世界を作ろう！

”友人”改め、アイちゃんと一緒にリセットされた新しい世界へと向かう。

新しい世界と言うよりは、”新しい世界”の原型みたいなものといったほうが正しいのかもしれない。

実際には世界の核となる『ワールドコア』と、世界の仮の空間しかない。（アイちゃん談）

ちなみに、”イレギュラー”を殲滅した場所はこの仮の空間だった。

「この『ワールドコア』に触ればいいんだっけ？」

「うん。神ごとによって世界の仕様は変わってくるからね」

言われた通りに触れてみる。

すると、『ワールドコア』に私の『神力』と、あの世界から持ってきたpt（リソース）が吸われる。

そして、『ワールドコア』を中心に世界としての空間が広がっていった。

「ちなみに、神がいなくても、『ワールドコア』はある程度のリソースが溜まったら勝手に広がっていくからね」

へぇ。

とまあ、そんな会話をしていたら、世界が創り終わったらしい。

とりあえず眺めてみる。

どこまでも続く真っ白な空間。

地平線も見えるぐらい平面になってる。

「えっと、これで終わりなの？」

「いや、終わりではないよ？ここから世界をどんなふうに作っていくかが、スイちゃんの手腕にかかってるからね」

えぇ……。

私、こういうことやったことないんだけど…。

「ってそういえば、忘れてたけど、この世界って借り物だった気がするけどいいのかな？」

「んー？それなら大丈夫だと思うよ？だって、神が管理をやめた時点で管理権はなくなっているからね。一応、アキュアの方の世界は神が不在だったから管理者は未だにアキュアのままだったけど、スイちゃんが神になったから今の管理者はスイちゃんだよ？」

なんかそれはサボり女神（アキュア）に逆恨みされそうだけど。

まあ多分大丈夫でしょ。

そもそも、そのルールのことを考えてなかった向こうが悪いし。

「まあ、取り敢えず、天地創造からかな？」

まずは『ワールドコア』を操作してメニュー画面を開く。

そして、メニューから『天地創造』を開いてみる。

すると、幾つかの世界のテンプレートが表示された。

私はそれらの世界のテンプレートから、ノーマルテンプレートを選ぶ。

ノーマルテンプレートはすべての世界で、よく使われる世界のテンプレートで、日が照り、草木は生い茂り、川は流れ、多くの生物が暮らすというテンプレートだそう。

ノーマルテンプレートを選択すると、段々と世界に土地が広がっていった。

「うん。いい感じだね。次は生物を創り出さなきゃだよ？」

「りょーかい」

私は生物の創造に取り掛かるのだった。

………その裏で、ニヤリと笑った存在に気づかずに。

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ども、のこじです。

息抜き（兼ニコニコ復帰記念）に短編描いてみました。

https://kakuyomu.jp/works/16818093078385955273

まあ一言でいうと、パロディネタの嵐ですね。

ジャンルは現代ファンタジーで、分かる人にはわかるネタが多く詰まってます。

相変わらずの低い文章力には目を瞑って頂けるとありがたいです。

モチベ急低下中です。

執筆速度に−300％デバフ中。

ガチャですり抜けたので、更に−700％デバフ中。

というのは置いておいて、本当に展開が思いつかないんです。

思いつき次第執筆はしますが。

地震には気をつけてくださいね。