第二章 リセットされた世界の管理
第14話 新世界に降臨する女神っぽく見える天使。なお、観客は”イレギュラー”の大群の模様
私ことスイリエルは今、リセットされた新世界に存在する平面空間に降りている。
ちなみに、人どころか”一般的”な生物は何一つ存在しない。
”友人”が私に神々しく見えるエフェクト的なキラキラを付けているから、傍から見れば私は神に見えるのかもしれない。
まだ神では無いけど。
…というかそもそも、なんで世界の管理を天使がしなければいけないんだろ。
取り敢えず
とまあ、そんなどうでもいいことを考えながら現実逃避をしても無駄だから、そろそろ現実に戻る。
降りている私の眼の前には千体は下らないだろう”イレギュラー”の大群が集まっていた。
本当にどうしよう。
私じゃこんな相手出来ないよ。
すると、”友人”が前に出て…。
「パチン」
という音を立て、指を鳴らした。
その瞬間、強そうな2体を除いた全てのイレギュラーがまるで魂が抜けたかと思わせるように、無傷のまま動かなくなった。
「ふぅ〜強い2体だけ残すのって大変だね」
友人が力を使ったらしい。
大変だと言う割には全く疲れてなさそうに見える。
「折角なら全て倒してしまえばいいのに」
「いや、それだと、スイちゃんの訓練にならないじゃん」
「え、普通にやだ」
「世界の管理をするには、神が最低1人はいなければいけないんだけど、この世界、神いないからね。スイちゃん!神化しよ?」
「サラッと神化とか言わないで欲しいんだけど!?」
「えー、たかが神化ぐらいでどうってことないでしょ。神が■■■になるよりも遥かに簡単だよ」
何、■■■って!?
何も聞こえないんだけど!?
「ん?それは、神以上の種族にならないと聞こえないよ」
うーん、いつも通りの読心。
「大丈夫!変なことは聞いてないから。スイちゃんの疑問とかだけ聞くようにしてるから!」
もう、それに関してはもういいや。
「ところで、何で二体?」
「スイちゃんの神化するのに必要な経験値的なやつを届かせるのに、ちょうど二体必要だからだよ」
「まあ、あの二体を倒さなければ、管理すら出来ないってこと?」
「そゆこと。がんばれ!」
「はぁ…」
私は友人が魔改造した【天玉翡翠の円環】改め、【無聖限なる極真核翡翠の星環】を展開させる。
「面倒だから消えちゃえ」
私は短期決戦をするために、魔力を3割程使う。
そして、魔力で出来たエネルギーの塊を使って二つの獣形の”イレギュラー”を叩きつける。
ドゴォォン
という爆音とともにイレギュラーが塵となって崩れ去った。
「おおー、良いね!簡単に勝てたでしょ?」
「うん、でも、疲れたぁ…」
私が簡単に”イレギュラー”を倒せるようになったわけは、少し前までの訓練まで遡る。
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ども、のこじです。
一ヶ月ぶりの更新です。
新章開幕です。
普通に展開が思いつかないので、次話で一旦更新止まります。
思いついたら更新していきます。
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