第7話 2024/06/09 合気道とニコチン中毒者
ネットで最近はまっている神道と武道で検索したらやはり関連はあるようで、というか、大有りで感心した。私が社会人になって1993~1994年の二年稽古した合気道の始祖、植芝盛平は大本教の熱心な信者であった。大本教は神道の流れをくんでおり(私はてっきり仏教かと勘違いしていた)、道場では、神棚に向かって柏手を打つ。俺は神道の武道を稽古していたのか!あの1993~1994年というのは、私にとって最もハードな時期で、一人暮らし、孤独、会社で常態化してしまった残業、腰の不具合(これは、後天的なものなのだが簡単に言えば腰椎が変形している)からくるデスクワークの辛さとてんこ盛りであった。そこに、合気道を盛り込んだものだから、へとへとだったが、神様に守られていたとも思われる。
確かにもう限界だと考えて合気道をやめたとたん猛烈な鬱に悩まされるようになり、これは本当に困ったことであった。合気道道場は、やめずに会社をやめる。そして、アメリカ行きも止めてフリーターになるという手もあった。すなわち、合気道を最優先にするという生き方である。だから、高校にあった無料で稽古できる少林寺拳法クラブをやったのは、良いとして(この当時家には、お金がなく合気道の授業料が払えなかった。しかも、私にはアルバイトをするという頭がなかった)、大学浪人をするのではなく、偏差値で受かる適当な大学に入りアルバイトして、合気道の道場に通うべきだった。何しろ、私は衝撃を受けた合気道師範、スティーブン・セガール主演の刑事ニコを大学二回の時に観ているのだから。
さて、ドラムであるが、先日レッスンのスケジュールを先生とスマホで話していたのだが、先生の声がめっちゃデカい。先生、確か右耳が少し悪いんだよね。しかし、ドラムのブースで叩く大きなドラムの音は本当に快感でエレキギターよりも、もっとスッキリする。ただ、私の耳も結構悪くなってきており、そろそろ止める時期にきているのかもしれない。今の会社には元プロのドラマーもいるのだが彼も耳を傷めて、今の会社に入った。大体、私はドラムの前のギターでも結構耳を傷めていたりもしていて、難聴気味。今の会社には小柄な女性がいるのだが、帰りに彼女が発した言葉が聞こえない。それで、何ですか?と彼女の顔の前に無精ひげの私の顔を近づけると、これが、かなり圧があるようで怖がられたりもしているのだ。
合気道に戻りたい。本当に合気道に戻りたい。じゃあ、なんで戻らないの?と言われれば、タバコがやめられず肺が悪く体力がないのだ。しかし、吉報ありで元々カノが肺気腫にもかかわらずタバコを吸い続け、階段を上るのにもゼイゼイ息を吐いており、これはなんとかしないと考えたというか誰かに教えてもらったのか、禁煙外来に行って、ニコチンパッドのようなものを肩に貼って、とにかくタバコがまずくなったという。しかし、一日六、七本は吸っているという。まずかったら、吸わんかったらええやろ?と問うと、次の一本は美味しく吸えるかなと思ってというのだから、私も含めたニコチン中毒者というのも根が深い。と、まあ、私も病院行ってタバコ止められる予定。あとは、地元の道場に通うだけだね。今度はとりあえず、初段を取って紺の袴をはきたいね。よっしゃー。
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