第21話:ディスタンス。

いつからなの?


君の心から僕の存在が消えたのは?


いつからなの?


君の笑顔が僕の瞳に映らなくなったのは?


そんなことすら気づかずにいた。


季節とともに僕たちは変わった。


窓の外の景色は君と出会った頃と


なにも変わらないって言うのに・・・。



いつからなの?


君の涙のわけを僕が知らずにいたのは?


いつからなの?


君と触れ合うことがなくなったのは?


そんなことすら気づこうとしなかった。


それなのに虚しい意地を張ってた。


どこかに置き忘れたはずの幸せを探そうともせず


失った愛は二度と取り戻せないって言うのに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る