第5話:女の子には分からないこと。
思春期のど真ん中。
性がなにかも漠然としてる年頃。
ある夜のこと、僕はいつものように布団に入って寝た。
そして朝、起きてズボンを履こうとしてパンツが濡れてることに気づいた。
漏らしたかって思って濡れた部分を触ってみたら、ヌルヌルする。
小便じゃない・・・なんだこれ?って思うよね。
よく分からないまま、めちゃ恥ずかしかったけど勇気を出して母親に
濡れたパンツを見せた。
そしたら母親は笑って「よかったね」って言った。
なんでよかったのかって母親に聞いてみたら、
「夢精って言って、あなたくらいの歳の子にはあることでそれはいいことなんだよ」
って言われた。
え?何がいいことなんだ?
大人になって奥さんをもらってエッチして子供ができる機能を持っている。
夢精ってそう言うことの証だったんだね。
僕は一人前の男だってことなんだ。
そんなこと誰も言ってくれないし・・・。
性教育は難しい。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます