つくしの戯れ言

第1話 虎に翼

　新しく始まった朝の連ドラ『虎に翼』にドハマリしています。勝手に、朝の連ドラ至上最高ではないか、と思っているくらい。と言っても、私、最初の二週間、見逃しています。つまり、まだ二週間分しか見ていないのに、もうそんなこと言っている訳です。

　とにかく、脚本がとても魅力的。人はみんな、それぞれの立場があり、思うことや感じることも色々なわけですが、それを、すべての登場人物にちゃんと語らせている。そこには脚本家の、誰のこともないがしろにしない、という意志を感じます。それだけで、私なんぞは、胸熱になります。

　そして、やはり、主人公を演じる伊藤沙莉さんがすばらしいです。一見、優柔不断にも見えそうですが、物事を簡単に決めつけず、色んな意見を受容する懐の深い女性を、実に魅力的に演じている。

　その上、毎日、どこかに感動ポイントがあって、特に水曜日は、あかんくらい感動するエピソードが来る。まだ始まったばかりなのに、こんなに感動させて大丈夫かと、心配になるくらい。

　そしてそして（はぁはぁ）、米津玄師さんの主題歌が、またすばらしい。私など、一目惚れならぬ一聴惚れしてしまいました。この二週間は、毎日、十回は聞いていると思います。

　そして、です（まだ、何かあるんかい！）。今朝、気がついたのですが、主題歌が流れている時のアニメーションが素晴らしいのです。様々な女性の表情が出てくるのですが、見れば見るほど複雑で深く、それだけで胸が熱くなってしまいます。

　なんだか一人で勝手に熱くなっちゃって、申し訳ないのですが、とにかく、これからどうなっていくのか、毎日、本当に楽しみで仕方ありません。