第9話 やって来たいじめ同級生野郎!その2
第9話 やって来たいじめ同級生野郎!その2
異世界13日目 朝
う~ん、いい爽快感だ!
案外パワーUPしてる?
ステータスを簡易表記してみた。ウホッ!
前回表示(8話)
魔力 120/200→800/1205 UP
今
魔力 120/200→800/1205→3002/3200 UP
うわ!上がったな!マジで上がった。
そうか!ここに座っている間に、ずっとダンジョンコアに魔力を与えていたからな。
ちなみに身体レベルは上がってない。
あ!そうだ!奴らから吸収する魔力の調整をしないと!奴らを鍛えるつもりはない!
カラオケ組は、瞬殺だったみたいだな。
蜘蛛の糸でグルグル巻にされているよ。
お疲れさま~。モンスターにダンジョンコアから、好物らしい樹の実を送ってもらって、蜘蛛のモンスター達は帰っていった。
お!カラオケ組からやって来た魔力は…は?
おいおい!何だこのショボさ!
ひどすぎると言うしかない!1人たったの5?
え?まじかよ! 回復は、1人1時間にたったの1だ?
から~ん!
頭の中に、空っぽの容器が転がる音がした。
は????おい!どうなっている?
コイツラから、魔力を取り上げて~なんて考えていたが、駄目だコレは。
戦士タイプかもな!と気を取り直して、アダマンタイトの採掘とダンジョンの改築に魔力を全て注ぐ。
う! 本日1回目の魔力欠乏気絶。
異世界13日目 昼
あ~、よく寝た!とディスプレイを見ると、落とし穴に嵌って、逃げ惑う冒険者達か?
あれ? クソ陽キャ組が来ると思っていたが、来ないな~。
鑑定するにしても、まだ役に立たない。
冒険者を鑑定するとこうなる。
レベル1 生物
レベル2 人間
レベル3 男
うん、鉱物とかだったら、アダマンタイトとか名前は出たのに、人間相手だとコレ!
使えね~!マジで使えね~。
冒険者達を鑑定するが、やはり男とか女とかしか出ない!もっとレベルをあげないといけないのか?
あの裏切り者と、クソ野郎は空腹でヘタリこんだな。
あれ?カラオケ組の顔色が悪い。あ!コレ脱水症状かよ。
う~ん。どうしようか?オレは…。
グーー!
オレも腹が減ったな。食事にでもするか?
水魔法で水を出す練習をする。
困ったなよな。ここで奴らが死ねば、復讐計画がだめになる。
助けるか? だけどな~普通のダンジョン攻略での初心者イベントのですらないイベントで、手を差し伸べないといけないって萎えるわ~。
コピーフィギュアが、果蓮 杉名(かれん すきな)を触ってみたいと言い出した。コピーして、データーにするという。
隠者ローブを着せて、水を入れた革袋(新品)と携帯食をもたせる。
あのクソ野郎と、カラオケ組はオレが隠者ローブを来て行くことにした。
異世界13日目 夕方
おかしいな!いや、すっごくおかしい!
オレは、あのクソカラオケ組のところに行った時に、部屋に少し指を入れた時にダンジョンコアと情報をリアルタイム接続していたからわかったが、そのうちの1人が人が来た!とか言いやがった。
は? すぐに手をひっこて、奴らの視界から見えないようにしたが、危なかった!
オレの鑑定で、名前とか見えなかったけど、人間用の鑑定画面が起動したんだよ!
は?まじかよ!オレのサーチで調べてやるか。
とか、聞こえたのですぐにダンジョンのカラオケ部屋を移動させた。地下に。
あぶねー。結局奴らを眠らせて管を突っ込んで腹にドロドロに溶かした携帯食を流し込んだ。
どういう事だ?奴らの話しぶりだと、[鑑定]のレベル2で、生命力とかの数字まで丸見えだというじゃないか。
つまりオレの[鑑定]スキルは欠陥品の可能性がある。
クソ!欠陥品かよ!こんな、異世界まで来て欠陥品とか押し付けかよ!
クソ野郎にも、無理矢理ドロドロ食料を胃に押し込んでおいたが、ヤツは寝言で「帰りたいよー。」とか、言っていたな。
そして、魔力を空にしてすぐにねる。
異世界13日目 深夜
起きたら、新たな冒険者達が自動可動式の罠にかかっていた。
前にやって来た、落とし穴にハマった冒険者達を帰したら、新手がやってきたのか?
腹も減ったから、奴らの会話を聞くと…。
伯爵様になんと答えるつもりだ!
まさか、ダンジョンの構造が変わっているなんて!
うるさい!うるさい!明日にはやっと見つけた我が国の勇者の訓練なのだぞ!はやくここから出せ!
いや、どういう事だ?
しゃくしゃくしゃく。んなにの音?
コピーフィギュアが、果蓮(かれん)の髪の毛を食っている?
まぁいいか。と、確認したら果蓮(かれん)本人はバッサリと丸坊主になっていた。
まぁいいか?
どうも、現地の勇者達も来るのか?
下手な騒ぎになる前に、撤退したいな~。
ゴトン! お!やっとデカいアダマンタイトもやってきたな!
そして、ゾクゾク集まるミスリルの鉱石。
ククククク! もうすぐでこの山のものが全て集まる。
何だ!! いきなりザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!と音が聞こえてくる。
ディスプレイを見ると、騎士団がやって来た!よし、前の地図に戻すぞ!
そうだ、あの罠にかかった奴らには放置!
騎士団長?
「フー、おい!使者様を見つけたぞ!すぐに救い出せ!」
「団長? 落とし穴以外は前と同じですよ?」
騎士団長?
「チッ! よし!撤収だ!」
やれやれ、こんな事をしていると、ダンジョン経営も大変だな。
それにしても、なぜ深夜に使者や騎士団が動いた?
すぐに、魔力を使い果たしてねる。
異世界14日目 朝
ファ~!眠いな~。食料も後3日分か~。
ステータス簡易表示 魔力!
魔力 120/200→800/1205→3002/3200→6500/9300
おお!もうすぐ万単位になるかもな。
そして、朝からすっごく性格の悪そうなイケメンと、アイドル並みのローブを着た女性と、ケバい女魔法使いに盾を持った筋肉がつきすぎな女性盾持ちがやって来た。
あれ?みんな何か首に何かぶら下げているな~。
あれは、カラオケ組もつけていたやつだ。
勇者の印っていうことかもな?
ふふふ、ようこそ勇者君よ!お前には恨みはないハズだから、帰ってもらおうか!
すぐに、宝箱を用意して眠らせて外に放り出すつもりなのだが、どうなるやら。
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