第6話話を聞こうか?いや、吐け!
第6話 話を聞こうか?いや、吐け!
異世界6日目 夕方 大雨
異世界は怖いな~、と冒険者ギルドも信用できないとわかって、どうしようかと考える。
あの護衛の男パーティーは、隣の部屋を借りて来た。
武器屋で、鎖と縄を買って用意はしている。
奴らが来るのはおそらくだが今日だ。
まずは寝るか。
異世界7日目 深夜 豪雨
真夜中に豪雨で、目を覚ました。
宿の魔導時計だと0時15分。
スマホを取り出して電源をいれると、ほぼ同じ表示だ。
この世界も同じ24時間らしい事を、やっと確認できた。魔導時計があるところと無い所があるから困る。
この街は、他の街に比べるとかなりきれいだな。
そう、思ってはいたが泥棒が来るので気を抜けない。
ん、魔力察知に反応がある。なんだ?魔力をレーダーみたいに飛ばしているな。
[スキル魔力探知を会得しました。]
木刀を持って、ねているふりして待機だ。
カチャカチャカチャ、カチャン!
あ~、あっさりと鍵を突破するのか~。
そして、全員入って来た時に後ろに上から、全員の頭をシバく!
バキ! 木刀が折れた。しかも、剣士と斥候は気絶させたが、回復役と魔法の使いを叩いた時に木刀が折れた。
クソ!剣を抜く暇はない。とっ捕まえようと、回復役に飛びかかる!
フヨンと、変な感触が!は?男ではなく女?
魔法使いも、女だと!クソ逃がすか!と腰辺りのベルトに掴みかかるが、何か落ちて逃げられた。
く! すぐに空間収納に入れる。そして、この二人だ!まずは縛る!
フヨン!フヨン!
は?どういうことだよ!声は男だっただろ?
実は体重がでかいのか?と思ったら違った。
何かメダルっぽいものがあるが、それはかさばるから取り外して収納だ。
縛ってしまい。何を狙っているのかを聞き出すのが先だ。
戦士
「う!うん?」
「目が覚めたかな?襲撃者よ!貴様らは誰だ!
何を狙っている?」
斥候も目を覚ましたが、首を振って証言を拒否する。
おいおい、まだ一週間しか経ってないのに、なんだよ、これ?
魔力察知によって、奴らは何か着換えてこちらに来るのがわかった。剣を抜く。
戦士も斥候も首を振って、涙を流し始める。
コンコンとドアをノックしてきた。
「と、取引してください。」
は?この期に及んで、なんだ?
二人をいれると何か言い出したが、剣を向けると黙る。何だ?なにかの迷彩か?
男4人だったのが、女4人の姿になる。
16代位なのか?オレとほほ同年代だ。
聞くと[偽装]魔術なのらしい。へ~!便利そうだな。
で?なぜオレを狙う?
「何も聞かずに、取引を。」と回復役の少女がいう。
すぐに、のちの二人も縛る。抵抗はしなかった。
なぜ、抵抗しない?
魔法使い
「どうせ失敗したら処刑だからよ!依頼主はクソバカ王国よ! 姫様が、あんたの持ち物をほしいと言っているのよ!」
う、駄目だ、よく見るとすっごく美人だ!
クソ!我慢しろ!オレは、犯罪をしにきたのではない!そして、さっさと地球に帰る!
少しボケるか?
「おい、夜中にオレの持ち物を狙うって、剣も数打ちの安物で、鎧もそんな珍しくない。お前達のものよりも、うんとグレードが下だよな。
それで持っているもので、お前たちが持って無いというのは…。は~、発情したら女にオレを誘拐させるってのが、この国の作法かよ。」
戦士
「ち。ちが、ちが、」
ん?なんだ?この間は?
戦士
「そうだ、そうなのかもしれない。」
へ?マジ?
斥候
「さ、作法よ! 私達みたいな貴族の娘でも、求められたら、やりたい放題できるのがこの国の王族よ!」
へ~、貴族か。
回復役
「そ、その、死ぬよりかマシです。ただ、一人にして下さい。お願いします。金属です!金属なのです!丸い光る奴です!」
魔法使い
「防具と服屋で売りましたよね。アレがいるのです。そうでないと、国外脱出できなかった私達の家族が、殺されます。お願いいたします。」
うわ~、100円玉の値打ちばくあがりーーーーーーーーー!
クソ!バカバカしい!
鎖を解いて、帰れと言った。
だが、全員意を決したように、全員服を脱ぐ。
え?
いや、えーと。
しかし、あ!そうだ!あのクソ陽キャ共が持ってなかったのか?
回復役
「その、その金属には、この世界よりも多い人の手にわたり渡り、念が刷り込まれてます。
大規模な魔法の媒体になるのです。
だから、超高額で取引されてます。前の勇者を地球に帰すときにも使われた、魔導師600人に匹敵するエネルギーになるのです。」
何だとーー!
あ!そうか!今の紙幣はの価値は兌換紙幣ではないから、金に交換出来なくて人の思い込みだけだからな。
思念のエネルギー体かよ。
「ふ~ん。じゃぁ君達はオレの正体を知っているのか。」
回復役の冒険者(女)
「聞いてはいました。まさか役立たずなんて言いだして捨てるなんて、馬鹿な事を。」
この国の名前とか、聞くが本当の名前は貴族でも国王に忠誠の呪いをかけられた当主しか知らないという。
忠誠の呪い?まじかよ。呪いじゃないと国家維持ができないのかよ。
話している間に寝てしまった。
時々起きたけど、彼女たちが同じベッドに寝ている。
クソ!下半身が、ものすごく元気だ!
異世界7日目 昼 豪雨
結局、1時間に一回起きてしまって、しっかりと覚えてしまった!!
クソ!だけど、手を出さない。無理矢理やるなんてしない!
(貴族令嬢冒険者サイド)
回復役
「誰でもいいのに、手を出して来ませんね。」
斥候
「すっごく大きかった!」
戦士
「ハァ、世の中の男性ってみんなこうならいいのに。」
魔法使い
「あ~、見えてしまった。予知です。かなり奥手ですねこの人。また会えますよ。」
異世界7日目 夕方 豪雨から大雨
結局、彼女達に小銭入れを見せて選ばせた。
1円玉の昭和製造の奴を選んでいった。
もちろん、ベルトとかも返したよ。
何かメダルを渡して来たので、それと交換と言うことにした。
ものすごく念が籠もっていると言うのだ。
1円玉も価値が上がったな~。それにしても陽キャ野郎達は、現金を持ってなかったのか?
彼女達は、部屋に帰ったが下半身はものすごく元気だになってしまって、仕方なく水魔法の魔導書を読んで、過ごすことになった。
異世界8日目 朝
彼女達は、城区へと向かって行った。
さて、オレも旅を続けよう。そうだ!彼女達から地図を写させてもらったんだ。
う!しまった!彼女達も録画してしまっていた。
クソ!彼女なんていなかったからな~。
モンモンとしながら、馬車は進む。乗客はオレ一人。
このまま行くと、鉱山に行くという。
鉱山にはダンジョンというモンスターの巣窟があり、ダンジョンを討伐した者には、領主から褒美が出るという。
しかし、ヤバいと彼女達は言っていた。
出て来たモンスタードロップの鉱石は、ほとんど叩かれた値段でしか買われないのと、マジックバックの持ち込みは魔道具で検査させるので、かなり利益は少なく不人気らしい。
なるほど。まぁ目立たずにレベリングできそうだな。
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