君に捨てられた物の果て

病恋

それは「愛されたい」という呪い

君に捨てられた僕は今も出会った時と同じく会ったばかりの女と寝るだけの毎日を過ごしてる


君が来て欲しいと言うから毎日仕事終わりに自宅で支度をして泊まりに行ってあげていたのに

水族館デートの時に君が持病で倒れないように車椅子を押したり沢山尽くしてあげたのに

年始の仕事始めの一番忙しい日に君が体調崩したから職場に嘘をついてズル休みをしてまで君を看病してあげたのに

君は今の自分を変える為と嘘をついて俺を捨てた


君が居なくなった寂しさを別の誰かで忘れるだけの虚しい日々


俺は誰かで君がいない寂しさを忘れようとするけれど、対照的に君の心はすぐに別の誰かの物になる。


何時までも俺の心には、あの頃の君がいるのに


新しく好きな人が出来たらすぐにサヨナラ、だって新しい玩具の方が楽しいから


君は女ってだけで恋愛はイージーだね、だって黙ってても男が寄ってくるから


男の俺はどれだけ心を込めてもてなしても皆一夜のバイブで終わり


女の君は仮初でも必要としてくれる男が現れ肉便器として幾月かは愛される日々


誰も俺を愛してくれない


こんな辛い思いを抱えて生きるくらいなら、いっそ女になれれば楽なのに


俺じゃなくて私だったらもっと誰かに愛されたのかな?中に出させてあげられればもっと必要とされるのかな?


君に振り向いてもらうのも諦めて、愛されることを忘れたくても忘れられなくて、誰でもいいからこんな私を必要として

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