第4話 トラブル

ありさは、トラブルばかり。

気になった服やバックなんかを衝動買いしてしまう。

カードローンが増えていき、シェアハウスの

家賃は滞納するし、冷蔵庫の食べ物を勝手に食べたり、そのうち、みんなにお金を借りるようになった。


「ありさ、こう言うのって困るのよね。

どうして、お金も無いのに服とか買っちゃうのよ!」

私は問い詰める。


「うちね、貧乏だったのよ。

いっつもボロの服でさ、くさいとか乞食って言われてたの。

私ね、本当は洋品店のマネキンが着てるワンピースとか欲しかったの、、。

だから、ショップの店員になったのよ。

嬉しかったなぁ、、。

綺麗な物に囲まれたてるの、、、。

でもね、お店の服とか靴とかバックとかを着なきゃいけないじゃない。

私はね、色んな綺麗な物が欲しいの。

見つけちゃうのよ、そしたらダメなの。

ごめんなさい、、。」


ありさの母親はどうも家事や育児が下手くそだったようだ。

そのせいで虐められてたみたい。

なおみは直ぐに同情するから、、。


出て行ってとは言えなかった。

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