Shadow World

迷迭香

はじめに

初めての方へ 世界観と基本用語について

 ⚠️本作品は架空怪奇創作書です⚠️

 本作品の概要、世界観については以下の項目をお読みください。


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 ・【Shadow World】とは


 1. 我々が普段暮らす現実空間(Over World)の裏側に存在する世界です。

 場所によって風景が異なりますが、現在確認されている殆どが、日常的に見たことのある景色、風景であることが報告されています。


 2. Shadow Worldへ入る手段はいくつか存在します。主な手段は「ポータルと呼ばれる、ランダムに出現する影空間への入り口に入る」ことです。

 それ以外にも「鏡の中に入る」「自らの影に沈む」などの方法があります。


 3. Shadow Worldには数多の階層が存在し、それらの総称を《エリア》と呼びます。

 エリアは確認されているだけでも300以上存在しており、これは全体の1%にも満たないと考えられています。


 4. Shadow Worldは現在も広がり続けていることが確認されており、その性質上調査の終わりはないものとされています。


 5. Shadow Worldに迷い込んだ人々、また当該空間を彷徨う人々の総称を『放浪者』と言います。


 ・【Shadow World 調査団】について


 1. 我々は、Shadow World Survey Team(以下、SWST)です。


 2. 我々の理念は、Shadow Worldに存在する未知の解明と、それらがもたらす脅威から人類を守る手段を確立することです。


 3. 我々は13人のSupervisor(以下、S13エスサーティーン)を始めとした多くの調査員、研究員、その他職員を所有しており、彼らにより日々Shadow Worldの調査と研究が進められています。


 4. 本報告書群は、職員らによって作成、確立された異常実態の研究記録です。

 指定されたクリアランスに満たない職員や外部の人間の閲覧は禁止されています。


 ・【Depsh Level(深度レベル)】について


 1. 深度レベル(以下、DL)は、各エリアごとの深さを表す数値で、1以上の整数で表されます。


 2. 各エリアは、DLの数字が小さいほど浅く、大きいほどより深い場所に存在することを意味します。


 ・【Threat Rank(脅威度)】について


 1. 各エリアの生存難易度、及び脅威度を表します。


 2. Threat Rank(以下、TR)は低い方から順に、主に「Picnic」「Easy」「Normal」「Hard」「Destructive」の5段階で表されます。


 2-1. 各段階の指標は以下の通りです。


 Picnic:安全な領域。致命傷を負う可能性や、命を落とす危険性がない。


 Easy:解明が進んでおり、比較的安全な領域。きちんと注意すれば、致命傷や死亡の危険性はない。


 Normal:危険、あるいは未知の多い領域。致命傷や死亡の危険性が十分存在する。


 Hard:危険な領域。致命傷や死亡の可能性が高い。


 Destructive:極めて危険な領域。死亡する可能性が極めて高い。あるいは死亡と見做して良い状況に陥る可能性が高い。


 3. 上記以外にも、例外的な特殊表記のTLが存在します。


 ・【Wanderer(徘徊者)】について


 1. Shadow Worldに存在する未知の生命体群の総称です。


 2. 彼らの実態の多くは未だ解明できておらず、現在も調査が進められています。


 3. Wandererには、大きく分けて「友好」「中立」「敵対」の3種類が存在します。

 彼らは特定のエリアにのみ存在する場合も有れば、さまざまなエリアに出現する場合もあります。


 4. 彼らには識別用の固有No.ナンバーと、見た目や行動の特徴を元に付けられた通称があります


 ・【Comprehension Rank(理解度)】について


 1. Comprehension Rank(以下、CR)は、各エリアごとの解明度を0-100までのパーセンテージで表します。


 2. 文書化されている時点で0%になることはありませんが、逆にどれだけ解明が進んでも、100%になることもありません。例えそれが現実世界だとしても同様です。



 ——SWST最高監督官 S13 No.1 Rosemary


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 ようこそ、担当職員様。

 それでは、報告書をご確認ください。

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