この作品は10年代のラノベを読んでいた方にオススメしたい。 転生前と転生後の相反する二つの運命に翻弄されながら、目的を果たすため前へ進み続ける姿が眩しい。また、転生後の新たな出会いを通して、敵国への怨恨に起因する葛藤が感じられるのも良い。 作中の地盤が整っているため、目まぐるしい展開にも不自然さを覚える事なく物語に没入出来た。序盤に提示される設定から、作者の書きたい話が伝わってくるので期待して読み進められる。 面白い作品なので是非色んな方に読んで貰いたい。