どたばた交番日記
ymspnd
第1話 飲みすぎにはご注意を!
俺は、朧谷交番に勤務している斎藤孝行(28)だ。階級は巡査長だ。
俺左側のデスクに座って報告書に検印をしているのは交番所長の飯田直輝警部補だ。正直俺は所長が普段どんなことを考えているのかわからない。がやるときはできる人らしい。俺の目の前に座っている随分と若い警察官。彼は佐々木拳人(26)で階級は巡査だ。まじめで空気が読めるいいやつだ。
夜23:00大門駅付近の商店街は活気でにぎわっていた。俺と佐々木君でパトロールをしている。”大江戸から朧谷斎藤””斎藤ですどうぞ。””現在大門駅西側のガールズバーで男性会社員が暴れているとのこと至急現場に向かわれたい。”ちぇ、今までガールズバーからの通報は対応がめんどくさい人ばっかなんだよなー。今回は酔いが回ってない人だといいけど、、、。という俺の淡い期待を裏切るかのように現場では中年サラリーマンが店員に殴りかかろうとしている。店員から話を聞くと、酔っぱらった男が接客している女性の体を触り、店員との今のバチバチの状況に至るということだった。無線で飯田さんを呼ぶ。10分後に飯田さんが来る顔に四角い跡がついている。多分一人の間にデスクで寝てたんだろう…。
結果、男は店の出入り禁止を条件に店側と和解した。
交番に戻ろうとする俺たちにさらに酔っぱらいの情報が入る。今度は2分ほど歩いたところにある居酒屋からの通報だ。なんて治安が悪いんだろう。二件目は店内で客同士のトラブル。テーブルを見るとたくさんのジョッキが積み上げられている。すると突然、ジョッキが飛んできた。佐々木君の頭にクリティカルヒットしたがけがはないようだ。すぐさま飯田さんが動き、笑顔でジョッキを投げた男に手錠をはめていた。4:00ようやく交番に戻れた…。あの後7件も対応する羽目になるとは…。
まだまだ俺の交番での奮闘は続く。
どたばた交番日記 ymspnd @yoshinotatsuki
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