第2話 どうして?
通話すると。
透き通る声(本当に奇麗な声でした)で。
優しく。
残酷な言葉が投げられました。
僕の担当PJの竣工式で。
社長の事は直接では連絡できなくて秘書の方と間接的にメールしておりました。
その中で。
社長の正式な肩書などを確認していたのですが。
その秘書の方が。
雑談で愚痴なんかをこぼしたのですかね?
電話の方(秘書と同じ部署にいます)が言うのです。
こんな簡単なことをイチイチ確認しないで下さい。
もう少し、勉強したらどうですか?
「えぇ・・・?」
僕は絶句しました。
社外の方々も出席する式次第で。
一応の確認のつもりだったのに。
そこまで言う?
あの方は叩きこみます。
こんな質問する人は会社では一人もいません。
「えぇ・・・?」
確認しない、その方が問題だろう?
でも。
反論できる雰囲気ではなかったので。
切れそうな気持を。
グッと我慢して。
「はぁ・・・」
と、耐えていました。
だけど。
追い打ちをかけるように。
「もう少し、勉強してくださいね」
これには、ブチギレそうになりました。
この人は。
何故か、僕を十年以上もモラハラする人です。
朝、挨拶しても。
返事もしないし。
多分。
想像ですが。
十年前の頃。
パワハラされまくって萎縮していた僕を。
情けない男だと。
見下していたのだと思うのですが。
あくまでも推測なので。
なんとも、言えないのです・・・。
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