幻夜のハイウェイ
とろり。
幻夜のハイウェイ
昨日まで空っぽの財布
けれど
今宵は
あの星々の宇宙人に
愛でられて
財布に溢れる星屑
車に
ありったけの
悲しみを載せて
ハイウェイを目指す
ゲートには
古い時代の彫刻人間
空っぽの心に
星屑の涙を
料金代わりと置く
夜のハイウェイ
私の車はオーバーヒート
苛立ちに
泣けてくる
倍増する感情
助手席の悲しみは
私を慰めてはくれない
そろそろ 夜明け
悲しみの 夜明け
通りがかりの車は
私を誘拐し
天国へと走り出した
幻夜のハイウェイ とろり。 @towanosakura
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます