女神のように全能で天使のように理不尽に聖女の慈愛で穢れた罪を絞り尽くす金髪碧眼デカチチ肉食系激重ヤンデレクリーチャー
助部紫葉
01
ーーあの女を犯したい……。
「悪いね、白井さん。こんな時間に呼び出して」
初めて、あの女を見た時から、そう思っていた。
「いえ、全然構いませんよ。それで私に用とはなんでしょうか?」
それは有り体に言えば一目惚れだったのだと思う。
「ちょっと、これを見て欲しいんだ」
卑怯で、最低だ。
「写真……ですか?」
理性が効かず本能のままに行動した。
「……ッ!?こ、これって……!あ、あの……な、なんで、こんな……!あっ、そのっ……。これは私が見ていいものなんですか……?」
思うだけに留めておけば良かったものを。
「これだけじゃない。白井さんを除くクラスの女子全員分のこういった画像を俺は持ってる」
他の手段もあっただろうに。
「どうして黒田くんがこんなモノを持ってるんですか……?」
俺は目的を果たす為に手段を選ばなかった。
「俺はこれを学校中……それにネットにもバラ撒こうかと思ってる。勿論、モザイクなんか無しで、このままの画像をな」
どうしてこんな真似をしたのか。
「な、なんてことを考えてるんですか黒田くん!そんなことをしたら……!」
今はもう……後悔しかない。
「そうだな。大変なことになるだろうな」
歪んだ。
「ダメです!そんなことをしたら絶対にダメです!思いとどまってください!」
歪んでしまった。
「そこで白井さんにお願いだ」
俺が歪ませた。
「おね、がい……?」
女神のように美しく、
「そう。お願いだ。もし白井さんが俺のお願いを一つだけ叶えてくれるなら。画像をバラ撒くのは止めるし、直ぐに全部処分するし、バックアップで取ってある画像データも削除する」
天使のように清らかに、
「……分かりました。それでヤメてくれるなら、黒田くんの言う事を聞きます」
聖女のように慈愛に溢れていて、
「即答か。それでこそみんなの聖女様。お優しい」
俺がどうしようもなく惹かれた。
「それで……私にお願いというのは、なんでしょうか?」
笑顔。
「俺の、お願いは……ーー」
ーーーーー
「これは……んっ……仕方の無い……ことなんです……ちゅっ♡」
とかなんとか言いつつ白井の両腕は絶対に離さんとばかりにガッチリと俺の首をホールドしていた。
「わらひが……ちゅっちゅっ。黒田くんに……じゅるっ、キスしないと……じゅるるるっじゅるっ……卑怯で、ずぞっ、最低な、んっじゅるっ、黒田くんは、ちゅうぅっ、私以外の、んんんっ、別の女の子に、じゅっんじゅっ、無理矢理キスするから、んッんじゅうううっーー!」
何度も、何度も、唇に押し付けられる柔らかな感触。繰り返す度にその過激さは増していく。初めは触れるだけだったのが、次第に貪るように情熱的になっていく。唇を啄み、舌で舐めて、食感と味を楽しまれる。
それでもまだ終わらない。両頬に添えられる指。しなやかなでありながら力強い。固定された頭にかぶりつくような口と口の抱擁から直ぐに舌が口内に差し込まれる。
「んっ……ちゅっ、じゅる、れろれろっ、じゅるるっ、えろっ、じゅるるっじゅっ、んじゅる、ずぞっずぞぞぞっ、ンッ、ちゅるぅうううっ」
奥歯から順に綺麗に磨くように1本1本舐め回される。絡め取られた舌に器用に自身の舌を巻き付けて嬲られる。絡み合い溜まっていく俺と白井の唾液は全部吸い上げられて飲み干される。
呼吸も忘れて、まるで心の底から愛し合う恋人のような混じり合いが続く。その快感に頭が犯され、快楽に身を委ねる。この時間が永遠に続けばいいと今はそれだけしか考えられなくなる。
「ぷはっ……!はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
呼吸を止められる限界まで来てようやく白井の唇が僅かに離れた。空いた僅かな隙間から酸素を取り込むべく荒い呼吸を繰り返す。
「はぁ、はぁ……満足……ちゅっ……しましたか?……んちゅっ!」
「はぁ、はぁ……満足……んっ……したよ……んんっ」
荒い息を交差させて触れるだけのキスを繰り返しながら、言葉を交わす。キスするのか話すのかどちらかにして欲しいところはあった。
「嘘ですね……んっ……黒田くんは……れろっ……嘘つきですから……ちゅるっ……まだ満足してませんね……続けます……んじゅうっ……!」
満足してないのは白井の方だろうと言いたいところだったが、押し付けられた唇に口を塞がれて言葉を発することは出来なかった。
いつまでキスするつもりなのかコイツは……。
辟易としながらも白井を振り払うことは出来ない。俺にその資格は無い。俺に出来るのは、ただ白井を受け入れることだけだ。
どうしてこうなってしまったのか……いや全ての原因は俺にあるんだが……。
それにしても、だ。
この聖女様は……性欲が強すぎる。
「満足しましたか?」
「もう満足したって」
「嘘です。続けます」
嘘と切り捨てられる。ならアレか。逆の事を言えばいいのだろうか?
「満足しましたか?」
「……満足、してない」
「分かりました。続けます」
どっちにしろだった。答えは、まぁ……なんとなくわかっていた。
「満足しましたか?」
「もう充分です」
「騙されません。続けます」
「満足しましたか?」
「流石に、もう……」
「まだなんですね。続けます」
「満足しましたか?」
「いや、だから」
「ケダモノですね。続けます」
「満足しましたか?」
「……聞く必要ある?」
「そうですね。続けます」
「続けます」
「続けます」
「続けます」
「続けます」
「続けます」
繰り返し、繰り返し。
何度しても一向にやめる気配の無い白井との獣のような交合いは続く。
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