周りに優しくしていたら、いつの間にやら組織が…出来ていたのだが！〜これどうしたら?〜

第4話

「ガルルルッ！……」

「ヒッ…、イヤにゃ…だ、誰か助けて」

『…誰もお前のようなうす汚い獣人など助ける人などいない…くたばれよ……ははは』

「ガァァァァ!…」

「誰でも良いから……助けて」

「……任せて！……とぉ!」

「……え？」

「！？グルル…」

「さすがに、うまくいかないか?……しかし行くよ「スラッシュ」……」

魔物に向かって一筋の光が放たれた。

「グ…ル………。」

「まだだよ…ほいっ…はっ……そりゃ……続けて…はい!…これで…」

「…………。」

「やれやれ。さてと…大丈夫？怪我はない…」

「はいにゃ！お陰様で…」

「そうか…良かった！君みたいな子が無事で」

「……！？……にゃにゃにゃにゃ!」

「…ん？どうした？」

「いや…ただそんな事を言われたのは、初めてで……「ありがとうにゃ」」

「……そうか…。じゃあ俺はこれで…」

「この恩は…忘れないにゃ！…必ず恩は返すにゃ。」

「……楽しみに待ってる！」

「行っちゃったにゃ………必ず！私は」

帰ろう「グァァァ」「キャァァァァ」またか……。

「いや…いや…誰か」

『お前のような…奴は娘ではない!……何処に行こうが知ったことでは無い……目障りださっさと消えろ。』

お父様に言われた言葉を

「……やらせないよ！……はぁぁ……」

「グギャァァァ」

「しつこい……「スラッシュ」…どうだ？」

よし無事に倒した。おっと…今は…

「……怖かったよね…もう大丈夫だから……」

「あ、あなたは…いったい?」

「……、おっとそれじゃあ」

「行ってしまった。………まるで風の人ね…はぁはぁはぁ……なんてかっこいいのでしょう……必ず探し出します。……そして私の」

ヘックショイ…ズズ…誰かが噂をしているのかな。いや…まさか、ありえないうん…。

さあ…休もう……「おっと…駄目ですよ…レイン様ぁ！」いやァァァ……。叫びが…一晩中響いていた。…。

「ああ…坊っちゃん……ご無事で」

「「………ガクブル」」

「…ん…なんでしょうか…あの叫びは？」

「…にゃあ…なんにゃ」