第2話

…コンコン…コンコン…コンコン…コンコン

誰かが扉をノックする音が聞こえるような?コンコン……コンコン…!

やはり聞こえる。

ガチャ!

??何だ。

「…レイン様!朝ですよ。起きてください…む〜!…そうだ!…むんっ!」

ドタッ………!?イタタタ……?

何だ何だ?


「レ、イ、ン…様ぁ…いい加減に起きてくださ〜い!……あら、ふふふっ!」

(…………ん?…!!?しまったぁ…まさか…Oh No……)

まさか見られた……恥ずい!!…、すごく恥ずい!!


「ふふっ!…起きますか?起きないのですか?…起きないなら……!」


!!ガバッ!「起きます!今直ぐに!だから辞めてくれ!」

そう頼むと「分かりました…辞めときます(ちぃ…もう少しだったのに…もう少しでレイン様と………。)


「今…何か言ったか?」

「いいえ、何も」




*********************************************

私は生まれてこの方……優しくなんてされたことなど一度もなかった。でもレイン様に優しくされ、私は顔をそむけてしまった。しかし初めだったのだ……

その時何やら心がぽかぽかとしてきていた。でも……ソレがなんなのかわからずにいた。……………。だけど私は知ってしまったそれが、恋であることに。だがこの恋は実らないだろう。何故なら………屋敷の人間と使用人との恋は無理だから。だけど私は諦めたくはない。その為なら私は………絶対にレイン様と………。



††††††††††††††††††††††††††††††††††††



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